>中国景気の先行き不安が強まる流れ。取引時間中に公表された中国経済統計では、今年1-3月期GDP成長率が5.3%に拡大し、予想(4.3%)を上回ったものの、3月の小売売上高や鉱工業生産が予想を大幅に下回っている。
>不動産関連の統計も前年割れが続いた。先行して発表された3月の金融と貿易の統計も下振れし、足元の景気鈍化を示唆している。
>人民元安にも警戒感が漂った。米中金利差の拡大が警戒される中、上海外国為替市場では、対米ドルの人民元安が進行している。
>中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を約1カ月ぶりの元安水準に設定。市場では、当局は元安を容認しているとの声も聞かれている。