>神の見えざる手(英語: invisible hand of God)ともいわれるが、『国富論』には「神の(of God)」という部分はない
>個々人は私の利益だけを追求して自由競争していくうちに,見えざる手に導かれて,みずから予期しなかった目的,すなわち社会の繁栄と調和を達成することになると考え,国家干渉の排除を主張した。
>近代的個人の利己心を経済活動の動機として認め,個々の資本家がそれぞれ最大の利潤を追求して最大の労働を維持すれば,社会の全生産物の価値は最大となり,これに相応する社会の年収,すなわち利潤や賃金も最大になる。
>スミスがこのような予定調和論を唱えた理由は
>彼自身が利己心は公平な第三者の「同感」の枠内で働くものであるという楽観的信念をもっていたこと
>当時は産業資本の上昇期
>資本と労働の対立が現れていなかった