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補完当座預金制度
日銀が、金融機関が法定準備預金額を上回って預けている金額(超過準備金)に対して利子をつける制度

>リーマン・ショック後の2008年10月、資金供給円滑化のための措置


中央銀行と金融政策(2013) 超過準備額への利付 p.140
1999年2月から2000年8月 ゼロ金利金融政策
資金余ってる金融機関はインターバンク市場にカネを出さなかった
金は日銀当座予期金口座に眠った
インターバンク市場の取引量が減った
インターバンク市場は取引があったほうがいいので(なぜ?)超過残高に年率0.1%をつける補完当座預金制度が生まれた
0.1%あるということは
金融機関はリスクのある民間金融機関への貸し出し(インターバンクのコール取引)は0.1%以上が見込めないと貸さないと考える(年率の最低が0.1%になる)
0.1%以上がつけられれば(つけられると金融機関が考えれば)取引量は確保できるということになる
基素
という説明(基素の理解による要約)だが、これは論理的におかしい
0%で金を眠らせていた状況が起こった(0%のほうが得だと判断したから)
0.1%つくようにしたのなら、より眠らせたほうが得と考えるだろう
つまり、この仕組で銀行が金を出すようになるというのなら、この説明以外での制約が暗黙に仮定されている
何?
実際、2016年にはマイナス金利付き量的・質的金融緩和(2016年1月)によって負のインセンティブを与えることで金を放出させている