憲法
>憲法とは、国の成立に係る統治の根本規範(法)となる基本的な原理原則に関して定めた法規範をいう(法的意味の憲法)。1215年にイギリスで制定されたマグナ・カルタが源流で、アメリカ独立戦争以降、国民が憲法で国家権力を制限するものと捉えられる。国家の政治的統一体の構造や組織そのものを指す場合もあり(事実的意味の憲法)、このほか憲法は多義的な概念として論じられる
国民が基本的人権を保証するために国家権力を律する法律
>憲法は、国民の権利・自由を守るために、国がやってはいけないこと(またはやるべきこと)について国民が定めた決まり(最高法規)です。
> たとえば、国民の表現の自由を守るため、憲法21条は「…表現の自由は、これを保障する」と定めて、国に対し、国民の表現活動を侵してはならないと縛りをかけているのです(これが「基本的人権の保障」です。)。
> このように、国民が制定した憲法によって国家権力を制限し、人権保障をはかることを「立憲主義」といい、憲法について最も基本的で大切な考え方です。
>憲法は私たち国民が守るものではありません。国民が、政治家や官僚などの公務員の人たちに守らせるものなのです。権力を持つ者は、ついその権力を乱用して自分勝手なことをして、国民の権利や自由を不当に侵害してしまいがちです。そこで、いくら権力者であっても憲法を守らなければならないということにして、権力者を縛り、国民の権利や自由を守るために、憲法は存在するのです。このような考え方を、立憲主義といいます。世界の先進国の憲法は、みなこうした立憲主義の考え方に基づいてできています。
>前首相の小泉さんが、自衛隊に、アメリカ軍と一緒にイラクで軍事行動を取らせたいといくら思ったとしても、それはできませんでした。憲法9条2項に国の交戦権(戦争する権限)を認めないとあるからです。こうして政治権力に歯止めをかけるのが憲法の役割ですから、政治家はもっと好きなことをやりたいと考えるときに、憲法改正が必要だと主張するのです。
テキスト
>憲法ガール ヒロインがあまりにも不愉快だったのでやめました
> 実践演習行政法 分かりやすかったけど網羅性が足りないです
> 演習国際私法30 分かりやすいけど古くて改正法が多すぎる
> 民法演習サブノート210 一つ一つが短くて分かりやすいから良いと思います
> 刑法 大学院の期末試験過去問数年分解いたらあんまり困ることはなくなった