>将棋のタイトル戦で棋譜を盤面図に再現した動画を配信した男性ユーチューバーが、日本将棋連盟の出資を受ける「囲碁・将棋チャンネル」の申請で動画が削除されて配信収益が損なわれたとして運営事業者に約340万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は16日、「動画の棋譜は客観的事実で自由に利用できる」と認め、約118万円の賠償を命じた。
> 男性は「動画は著作権を侵害するものではない」と主張。訴訟で同社側は、男性の行為は著作権侵害に当たらないことを認める一方で、「ただ乗りで情報を利用された」と反論していた。
> 武宮裁判長は「動画は著作権侵害でないにもかかわらず、真実に反する内容を告知した」と認定し、同社の削除申請は不当で、賠償責任があると判断した。