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君たちはどう生きるか


宮崎駿、おそらく遺作になるだろう作品
広告をしない暴挙に出たのでおそらく数字は出ない
エンタテインメントとしては、天気の子の方がよほどわかりやすく気持ちいい
原作は遠い昔に読んで、内容はほとんど忘れた

原作・脚本・監督 宮崎駿
書籍からはタイトルだけ拝借していて中身は違うパターン
作画監督 本田雄
製作委員会はなくジブリの単独出資


2023/07/16 見た

以下、猛烈なネタバレがある!映像を見た人にしかわからないのだから、せっかくだから先に見ることをおすすめする
映像作品のストーリーを知ったところで映像を見る体験とは全く別物であり、アニメーションの本懐は全ての融合なのだから論評とかをみずに作品を見るのが良いと思う

ネタバレなく他人に進める文章が書けるか?
簡単に理解させてくれるメッセージではなかった
複数のメッセージが混在している
見るひとによってメッセージ性が変わる
選択すること
自分にとって大切なものは何かを選択すること
相手がどう考えているのかも考慮すること
母と子、義母と子
悪意
万人受けする映画ではない
序盤は全体的に暗い雰囲気が漂っている
美しさもとてもあると思うけれど、寂しさや孤独も強くある
後半、クライマックスには爽快感がある
千と千尋的な構成の印象
後半はファンタジーに日本の宗教的要素が入った感じになる

記憶に残ったもの
出るのを知ってたのはこいつだけ(事前告知がポスターの絵1枚しかないから)
歯が雑食っぽい!
主人公の義母を助ける時の選択の早さ
選び取らなければ
お屋敷の実在感
小物
庭のロケーション
池があって奥が山で...
お屋敷は豪勢だけど大きいから全部がピカピカってわけでもなくて、山に沿って立体的な構造をしていて、鉄板をつなぎ合わせた部分などもある
このあたりの美術は素晴らしい
低照度
光が全然当たらないの美
想像で描いた感じが全然しない。ロケハンしたのだろうか


考察
何を伝えたかったのか?
作中に大きく時間を取られたもの
アオサギがさそってくる不気味さ
義母と子の関係性
頻度が多かったもの
母と子
世界を

義母ナツコの視点
夫の連れ子を丁寧に扱う
内心では眞人をあっちに行ってしまえと思っている
なかなか懐いてもらえないことに苛立っている?
物語的にはほぼ出てこない
ヒミとして若い母が登場する
子供が産まれることを補助している?
眞人はあの丸っこいのの1つ?
>宮崎駿の母親「宮崎美子」は、1947年に結核菌が原因の脊椎力リエスという難病にかかって、9年間、体をギプスで固定されて「首と手しか動かせない」闘病生活を余儀なくされた。宮崎駿は男4人兄弟だったが、彼らの思春期・成長期の大部分において、「実質的に母親を欠いていた」と宮崎駿の弟・宮崎至朗は証言している(『天空の城ラピュタ GUIDE BOOK』宮崎至朗「兄・宮崎駿」)。
ほぼ出てこない
妻の死後、妻の妹と結婚する
眞人を大事に思っている
航空機工場?の仕事で忙しい
宮崎駿の父がモデル?
>(引用者注: 駿は)数千人の従業員を擁した一族が経営する宮崎航空興学の役員を務める一家の4人兄弟の二男として、1941年1月5日に東京市で生まれた。...
> 太平洋戦争が始まり、宮崎航空機製作所が宇都宮に移転したこともあり、幼児期に家族で宇都宮に疎開し、小学校3年生まで暮らしていた
子供 眞人 の視点
母親が死んだショックがまだ取れていない
母を取り戻したいかという罠かもとおもいつつ逃れられない
いきなり孕んだ義母が出てくるがうちとけられない
尊敬する父親が好きな人としての尊重はするものの、自分の母としては認めない
中盤にナツコが自分に対して素直な気持ち(敵意)を見せたときに、母として認める
なぜ?
引っ越してきて突然大きな屋敷、別の母、父は仕事で忙しくていない状態になる
父は好きなようだ
>「主人公は孤独な少年です。彼は見失った自分の世界を取り戻そうとしている。私がこの種のキャラクターを作ったのは初めてです」
キリコの視点
サポート役のおばあちゃん。タバコが好き

つながった世界の謎
落ちた世界には船乗りキリコやヒミのような存在がいるが、眞人は眞人のままなのはなぜ?
一緒に落ちた老キリコは老キリコのままではないのか?
人形になっている?
何らかの加護が働いている?
血筋など
若いキリコは単に昔に入っていただけ?
眞人の世界のいずれの時間軸からも地下の世界に集まることができそう
ヒミは母になるとするなら、最後に戻る世界は眞人の世界
地下の世界から丸っこいのが上に行くことで子供が生まれる
他の世界の存在はあまり語られない
ヒミの家はおそらく地下の世界とも別世界だが、そこからも塔が見える
しかし他の世界もあるのならその世界の大叔父的な人がいてもおかしくない。なぜいないのか?
隕石の目的は?
ヒミは最終的に眞人の世界に戻る。ではヒミの家があった世界はどうなる?
戻ったら死ぬと止めているから、眞人の認識では眞人の世界線の母になる
ばあやの回想で母も昔に入って行って長いこと経った後、元の姿で戻ったと言っていたから、これがエンディングでのヒミが元の世界に戻った時と考えると合点がいく
ヒミの世界は地下の世界=キリコと同じ世界という説
大叔父の謎
何が目的でどうやって石と契約したのか?
下の世界をつくった。汚れた世界(眞人の世界)とは別の世界のセキセイインコの世界
キリコが2人いる?
船乗りキリコは元の世界に帰ったのに、眞人の時間軸でも老キリコが戻っているのはなぜ?
おそらく扉から出たら、船乗りキリコは老キリコの若い時に戻るはず
老キリコは地下の世界ではどうしていたの?
キリコはいつヒミと出会ったの?
1年後にヒミが帰ってきた時にキリコはいたの?
下の世界
大叔父が作った理想の世界。今にも崩壊しそう
住んでいる人は殺生ができない?
でもセキセイインコは人間を殺して食べるわけだから、全員がそうではない
大叔父が連れてきた外の世界の人は殺せる、ということ
アオサギの目的は?
アオサギ自体は序盤、眞人に敵意を持っているのはなぜ?
アオサギにとっては不本意な仕事だから?
ナツコをおびき寄せたのもたぶんアオサギか大叔父
アオサギはナツコの居場所を知っていた
なぜ眞人を執拗に塔に誘き寄せたのか?
大叔父の命令で後継たる血縁者を呼び寄せるためにやった?
先にいたヒミも大叔父の血縁なのに後継にならなかった?なぜ?
なぜアオサギだけ外に出ても記憶があるのか
ヒミを誘き寄せたのも昔のアオサギかもしれない
扉と石は何?
死の島
ナツコはなぜ塔に行ったのか?
眞人を誘う邪魔をしたから?
引き寄せられそうな眞人を守るために血縁である自分と子供を身代わりにしようとした?
それならそれでついてくるなと一言言ったほうがよいとおもう
紙垂の部屋に入ることはなぜ禁忌なの?


他人の考察
公開前に公開情報から内容を予測してる(ので映画内容の直接的なネタバレはない)
アニメーター
大叔父の最後のくだりは駿
自分の世界をつくって13日の映画を作成した
積み木はアニメ、積まれたのはジブリ
あの世界は積む人がいないから崩壊する=ジブリ崩壊
後継を断られる
後継者育成の失敗
最後のシーンで石のかけら(映画のかけら)を持った人が大叔父の世界=ジブリの映画を上映している映画館の外にでたのに映画の記憶がある。普通は忘れてしまう。そんなものなんだ。石の力は弱く、すぐ忘れてしまうだろう。あばよ、友達。
友人A大叔父の元ネタは小泉八雲
サギが家紋らしい
>もしあの塔を「ジブリ」だと考えれば大叔父は宮崎駿かもしれないし、高畑勲かもしれない。しかし、あの塔は「空から」降ってきたのだ。ジブリは宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫によって建築されたはずだ。だからあれば、私たちのこの世界の外部から到来した力だと考えるほうが自然ではないか。
落ちてきた隕石に大叔父は自ら入って行ったのだから、駿という方が説得力があると感じる
隕石自体は外からやってきた


ストーリー記憶スケッチ。細部は思い出せない。
タイトルはたぶん監督のてがき
主人公の眞人が後で目を覚ます(?)
戦時下の話なのか?!と思った基素
コペルくんじゃないのか、と思った
都市部で火事が起きる
最初から階段を駆け上がるジブリの作画で見せる。この時点で作画がすごすぎる基素
どうやら母親の病院で火事が起きたらしく、父が走る。追いかけて主人公も走る
着替えていなかったことを思い出して着替えに戻る
炎の病院へ走る
こんな贅沢なカット、終盤に走るやつだろ基素
母親が死に、経営者の父親の工場のある地方へ東京から引っ越す
八九式中戦車みたいなのが街を走っている
はやおの戦車!基素
駅で義母ナツコと会う。眞人いわく「母親とそっくり」
のちに母の妹とわかる
義母は父の子を孕んでいる
父はバスで工場へ、眞人と義母は
徴兵された人(?)がその親族と街を歩いているので、身重なナツコも人力自転車を止めて一礼する
戦時下である
山にあるとても大きなお屋敷に到着する
下には父親の?工場が見える
アオサギが現れる。ナツコ曰く降りてきて人に近づいてくるのは珍しいらしい
廊下に入ったりして眞人と接触しようとする
靴を持って大きな廊下を進む
窮屈感はない一点透視図だが背動だったと思う
ここが千と千尋の神隠しで言うトンネル?
湯婆婆のようなジブリのおばあちゃんたちが6人ぐらいいて父親の荷物を勝手にあけている
中身はコンビーフなどの缶詰や砂糖
ばあやが「あるところにはあるんだねえ」と言っているかとから、これだけ豪邸でも食べ物はなかったことがわかる
部屋には病床にふせっている人やそれを見る爺やもいる
若い人はいない
ナツコに自室に案内されベッドでうたた寝をしてしまい母の夢を見て涙する眞人
炎に包まれる母
父親が夜に帰ってくると、玄関でナツコと抱き合ってキスをするのを目撃する眞人
学校に登校する眞人。よそ者は嫌われるような表現
父は車で登校するやつなんていないぞと眞人を送るときに言う
眞人の父親はずいぶん金持ちであるということ基素
帰り道に草刈りをしていた学生に絡まれて喧嘩をし、その後に自らの頭を石で殴りつける眞人
友人A勤労奉仕のようなものをやらずに帰ろうとしてモメた
父親が「どうせいっても勤労奉仕しかやることがない」というようなセリフがあったらしい
この喧嘩は随分あっさりとした描写でやられていて、自分の頭を石で殴りつけるシーンは大袈裟に描かれていた(かなり流血した)
なぜ頭を殴ったのか、わかなかった基素
母との気持ちが切れていないのに母親の妹を孕ませた父親への反抗?
身重な義母と同居された居心地の悪さへの反抗?
頭を殴っても家にいるだけだから、母と会いたくないなら学校に行った方がいいから違いそう
父親に心配をかけさせて自分に振り向いてもらいたかった?
父は多忙だが、眞人を無視するようなシーンはなく、基本的に心配している描写が多かった
父親が自分を心配するので、学校に行かなくて済むと考えた?
これは演出上、理由としては結構弱いと思う
なんで?基素
学校にいきたくなかった?
お国のためにという全体主義が嫌だった?
義母は手当てをし、父親は大事な息子を傷つけたと学校に抗議に行く(300円寄付)、当分学校にいかなくてもいいといわれる
眞人「自分で転んだ」父「誰にやられたんだ」
アオサギは池から飛び立ち、奇妙な建物の中に入る
眞人が池のふちを歩いていくと奇妙な建物にたどりつく。中に入ろうとする
義母が自分を探す声に気づくも、無視する眞人
こういう描写や会話が硬いことから打ち解けていないことがわかる基素
入り口は埋め立てられている?が螺旋階段にアクセスできる隙間があり、入ろうとするも入れない。そこで上から落ちてくるアオサギの羽根をひろう
ばあやに見つかり引き返す。ばあやたちに塔のことを聞いてもはぐらかされる
義母から大叔父が建てた塔だと教えてもらう。大叔父は本ばかり読んでいて、本を読んでいる途中に神隠し?にあっている
アオサギから脅される眞人のシーンが何度も続く
窓の外から覗くアオサギ
天井を練り歩くアオサギの不気味な足音
ついには人の言葉を話し、母の話をしたり母を助けてと言うような話をする
どんな演出があったのか記憶が曖昧基素
窓から入ってくるアオサギ
どんどん不気味に、過干渉になっていくアオサギ
通常の青鷺には存在しない雑食のような葉が出たりする
エヴァの初号機みたいな肉肉しい歯茎と口が出てくる
アオサギを倒すために木刀を持ち出し、殴りかかる眞人。アオサギは木刀をくわえてへし折る
このあたりでアオサギから中の人がではじめる
吸飲みで水を飲む
アオサギは眞人の母親は生きているからこちらへこいと眞人をつれこもうとする
カエルが眞人を取り囲み、つれていかれそうになる
池のコイやカエルが集団になって「おいで、おいで」と声をかける恐怖シーン
コイがたくさん集まると不気味
義母ナツコの弓矢が会話を中断させことなきを得る
ナツコにはアオサギが眞人を連れて行こうとしていることが見えている?基素
目が覚めると木刀が元通りの場所にあり、握ると砕け散ってしまう
掃除をしつつ「このお屋敷は不思議なことが起こる」と言うばあや
アオサギを退治するための弓矢を作る眞人
義母は精神的につかれ、また、つわりによって寝込んでしまう
父親の工場で必要なために電車で輸送されてきた?戦闘機のコックピットの窓の置き場がないのでお屋敷にたくさん運び込まれる
https://togetter.com/li/2165249 と関係あるのだろうか
義母がかおをみたがっていると父親に言われ、しぶしぶ?看病に尋ねる眞人。かえりにタバコをくすねる
アオサギはたびたび眞人をさそう
アオサギを殺すため?タバコをつかってじいやを懐柔し、ナイフをとぐ眞人
ナイフで竹を破り弓矢を作る眞人
タバコ好きな悪そうなばあや(キリコ)がタバコと弓を交換することを持ちかけるも、2本しかないタバコは全て爺やにわたしてしまったとことわる
くすねたご飯をかんで糊としてアオサギの羽根で弓矢の羽をつくる
弓矢を部屋の中で構えるとアオサギの花が揺れて勝手に弓矢を放ってしまう
自室で本を崩し、整理していると母からの眞人あての本が見つかる
この本が吉野の君たちははどう生きるか
本を途中まで読み、涙する眞人
窓の外から義母が森に入っていくのをみかける眞人。だいぶ時間が経った後、ばあやどもが義母を探しているのを見つける
ばあやの一人と義母の入った森へ入っていく眞人。枯葉(あれ、青々と茂っていたような?基素)の下には石畳があり、かつて建物があったことを示している
キリコはこんなところに義母が入って行くはずがないというが、アオサギとの奇妙な体験をへた眞人は好きでは言ったのではないが入るしかなかったのだと確信し、前に進む
書庫の廊下のランプが点灯し、アオサギの声が建物の中へと促す
キリコにはこの声が聞こえないようで、血を引く血族(眞人)にしかわからないらしい
廊下に入ると入り口が塞がれてしまい、塞いだ扉に描かれたイラストからアオサギが実体化する
オサギが母親のところへ連れていくと言う。罠だとわかりつつすすんでいくと、 母親がソファに横たわっている。
眞人が母親に手を触れると液体になって流れてしまう。「さわらなければもっともったのに」「もう一度作ってやろうか」と煽るアオサギ。
母を侮辱されたとして怒る眞人がアオサギに矢を放つ眞人。矢は外れるものの、アオサギの羽でつくられた弓矢がアオサギの嘴を貫き、アオサギは力を失う
アオサギのなかからデカ鼻のおじさんが出てくる
アオサギはハチドリみたいな飛び方しかできなくなる
義母のところに連れて行けと要求する眞人
「父親が好きだから」と言う理由を徹底している。自分は好きな訳ではない
塔の屋上の男(大叔父?)がアオサギに案内するように命令すると、眞人はキリコともども下の世界に落ちていく

下の世界は帆船がたくさん遠くに見える海で会った

どこかで、眞人、妻、ばあやな1人が神隠しにあったことを心配する眞人の父が塔の話を他のばあやに聞くシーケンスが入る(元の世界での話が進行する)
それによると党は大叔父が建てたというが、実際には落ちてきた隕石を、後から大叔父が取り囲むように建物で囲ったのだと言う。この時の工事は難航して何人も死んでいる。
父は塔に入ることを決意し、日本刀やチョコレートを持って塔へ向かう

我ヲ学ブ者は死ヌ みたいなメッセージがある黄金の門の前に眞人は飛ばされる。小さな島であり周りは海だ。
キリコの姿はない
門の奥奥には 鎮守の森のような森があり、巨岩で組まれた原始的な鳥居?がある
コウノトリ(?)におしこまれて門にはいる眞人。船乗りの女が誰かが門を破ったことに気づく。コウノトリを追っ払う。呪文を唱えたり模様を書いたりして、その門の先のものが出ないことを確認し、眞人を帆船にのせてその場を立ち去る
この辺りの儀式的な一連の動作もルールがあるんだろうな基素
この門が結局なんなのかはわからない基素
後に出てくる義母が寝かされている部屋の奥にある石と関係ある?
途中で巨大な魚(あきらかに現世のものではない)を釣って帆船で船乗りの女の島の港(?)に帰宅すると、デイダラボッチのような半透明の黒い液体のような見た目の人間が多数船を漕いでいる
船乗りの女曰く、遠くに見える帆船は死んでいる帆船で、この世界は結構死んでいるらしい。そして眞人からも死の匂いがするらしい
これらの人間は殺生ができないため船乗りの女が殺した魚を買いにくる
釣った魚を捌く2人。木霊を可愛くしたような丸っこいやつもくる。魚の内臓は彼らが飛ぶのに必要らしい。
船乗りの女が自室に帰ってくる
木の扉がだいぶ分厚い。こんなに分厚い理由は何?基素
机の下に寝かされている眞人。周りには元の世界でのお屋敷のばあやの姿をした人形が置いてある
「人形に触るな、お前を守っている」という船乗りの女
眞人は船乗りの女の名前をキリコ(一緒に落ちたばあやの名前)だと見抜く
この世界は自分の世界と違うけど、共通点があるようだ
外のトイレに向かうと(?)丸っこいやつがわらわらと出てきて(名前もワラワラ)、空気を吸い込んで上昇していく
キリコ曰く、子供になって上の世界(つまり眞人の世界)の赤ん坊になると言うこと
螺旋を描きながら上昇していく丸っこいやつに、遠くからきたコウノトリ(?)が食べ荒らしてしまう
炎の少女・ヒミが現れ、火を放つことでコウノトリ(?)を追っ払う
その過程で丸っこいやつも焼かれる
犠牲となった丸っこいのを見てヒミを止めようとする眞人と、ヒミが火を放たなければ全滅なのだからヒミは良いことをしていると捉えるキリコ
トイレに向かうと羽が折れて死にかけのコウノトリ(?)が恨み言を言う
飛んで上に行ってもこの世界から出られず、子孫は飛ぶことを忘れてしまった
ワラワラを食べているのはエサがないからと言っていたらしい
アオサギが現れ、ナツコの居場所を教えると交渉するが自分で見つけると断る眞人
コウノトリ(?)の死体を埋める眞人を見てアオサギは眞人に好感を持つ
水汲みを手伝わうアオサギ。眞人を井戸に落として殺そうとするが、眞人が持っていた羽(弓矢の羽)をさこうとすると力を失う
嘴の穴を塞ぐための木の詰め物を眞人に作ってもらうアオサギ。穴をあけた眞人が作って埋めなければ力は戻らないらしい
詰め物ができたらすぐさま裏切るアオサギ。しかしつものが滑らかでないので具合が悪く、その修正には眞人が必要なので結局裏切れない
アオサギとともに義母の元へ向かう途中、セキセイインコ(この世界のインコは人間のような形をしているので獣人)の住む家を通らなければいけなくなる
セキセイインコはみごもった女は食べないらしい
アオサギがインコを惹きつけるものの、インコは眞人がくることをわかっていたようでセキセイインコの家で捕まってしまい、食べられそうになる眞人を炎の少女ヒミが助ける
炎の少女は、義母のことを妹だという
炎の少女とともに謎の空間を移動して炎の少女の家に行く。お屋敷の近くの建物と同じ建物がある。曰く、同じ建物が複数の空間に生えているらしい
炎の中に入って暗い中を泳いで行くので、この建物が別の世界なのか地の底の世界なのが不明基素
ジャムたっぷりのパンを食べる。まるで母親の焼いたパンのような味がする
明らかに炎の少女が眞人の母親であると暗喩する基素
義母を救出に行く。迷ってはいけない庭に入るとインコの見張りがいるので地下から行くことに
ヒミとともに建物の中に侵入する。この建物の中ではヒミの能力は制限されると言う。
ドアがたくさん並んでいる。眞人の来たドアを見つけたヒミ。回廊になっていて両方からセキセイインコが列をなしてくる。ドアノブを握りドアを開ける2人
ここで外からドアにぶら下がる2人を移すカットがあるが、この時曇り空の雪山の上にいるような映像だった気がする。なぜ?基素
外のドアノブに手をかけると、眞人の父親が眞人の世界で大叔父の塔に探しにきているところだった。
手を離せば元の世界に帰れると言うヒミ。眞人は義母を連れて帰ると言う使命感があり、回廊に戻ることにする
この時セキセイインコ(型の獣人)が眞人の世界に出てしまうが、単なるセキセイインコになるので眞人の父は眞人がセキセイインコになってしまったと勘違いする
塔の中の、義母がいる部屋を見つけるヒミ。部屋の前に行くと壁から火花のようなものが飛び散る。ヒミ曰く「石が歓迎していない」。躊躇なく義母の部屋の前に入る眞人。紙垂に囲まれた義母がいる。帰ろうと声をかけようとすると紙垂が眞人を襲う
顔に張り付いたりして、剥がすとダメージがある
帰ろうという眞人に、初めて敵意(本心)を見せるナツコ。お前なんか嫌いだ、あっちにいってしまえと言うようなことを言う
義母としての不安を押し殺して旦那の連れ子の眞人を丁寧に扱っていたこれまでの描写との対比がある基素
他には、自分が眞人を守るためにわざわざ森にきたのに来るとはどう言うことかと言う怒り?嫌われることで去ってもらおうとしている?基素
ナツコを母と認める眞人。「ナツコ母さん」に戻ってきてもらいたいと言うことを叫ぶ
ここで眞人はナツコを初めて母扱いし、自分からも戻ってきてほしいと言う心持ちになる基素
この眞人の切り替えの判断の速さはすごい
「君たちはどう生きるか」を読んで心持ちが変わった?
嫌われることで去ってもらおうとしているならば、そのナツコの気持ちを読み取った?
ナツコも眞人のもとに行きたいと心変わりするも両人を紙垂が襲う
紙垂とともに外に飛び出してくる眞人。紙垂を焼き払うヒミ
気絶する眞人。ヒミがナツコに声をかけて部屋の外に誘導しようとする
ここでのナツコは人の意思がある感じではなく、獣のようなイメージ基素
ヒミがナツコの背後の奥からの光に撃ち抜かれる
石がうった?
結局、ヒミと気絶した眞人はセキセイインコにとらわれてしまう
眞人、夢の中で大叔父に会う
同じ通路を通って進む眞人。柱がある空間で大叔父に出会う。大叔父は机の上の今にも崩れそうな白い石の積み木(積み石?)を前に集中している。黒い身近な棒で軽く叩き、「これでこの世界は1日は持つ」と言う。「たった1日ですか」と眞人。
世界はバランスを失い、崩壊しかけている。
石の丘を登ると黒い巨岩が浮いている。ふしくれだっていて隙間が赤く光っている。
大叔父は石を手に、眞人が大叔父の後を継いだらこの石を1つ追加して積み木を安定させることができると言う。眞人は「この石には悪意がある」と言う。叔父はそれを見抜いた眞人を褒める。
大叔父の血族しか大叔父の役割を引き継ぐことができない契約になっているらしいので、大叔父は眞人に自分の後を注いで欲しいと言う
眞人が夢から覚める。インコが自分を解体するための刃物を研いでいる
初見ではこの辺りの前後関係が明瞭に記憶できなかった(どうやって2回大叔父にあったのか忘れた)インコの王より先に眞人があったことは話の流れで必要基素
インコに擬態したアオサギが眞人をたすける
ヒミは担架に乗せられてインコの王の行列に連れられている
インコの行列ではDUCHのような文字を書いたプラカードを持ったインコがいた気がする基素
眞人はヒミを助けるためにアオサギとヒミの行列をおう
ナツコの閉じ込められていた部屋に入ったことはこの世界では禁忌らしく、偉そうな大叔父にインコの王が交渉のカードとして使うと言うことらしい
この世界はもはやインコでいっぱいだ
インコ世界の事情は最後まで見てもよくわからない基素
塔の階段を上るインコの王とヒミの担架を持つ2匹のお供のインコ、あとをつけていくアオサギと眞人
インコの王は跡をつけられていることがわかり、階段を切り落とされてしまう
インコの王がたどり着いた最上階には白い台形の通路があり、そこを通ると柱に支えられた白い空間がある、さらにそこを抜けると南国のような植物が生えた自然の空間があり、大叔父はそこに住んでいる
大自然に従者のインコはここが天国かと感動する
大叔父の元に一人交渉にいくインコの王。眞人を後継にするから少し時間をくれと言う
大叔父は「確かにあの部屋に入ったのは不味かった」と笑う
インコの王は笑い事ではないと怒る
インコの要求がなんだったのか覚えてない。明確に要求していたっけ?基素
(この辺りの繋ぎの記憶は曖昧)基素
場面変わって、切り落とされた階段の下から出た眞人とアオサギが光の廊下に入っていく
なんで廊下を見つけられたんだっけ?基素
なんだか知らんけど下にも光の廊下があった?それとも廊下が移動した?
階段は登ってないと思うんだけど...
眞人とアオサギが、また白い台形の廊下を抜けた先の柱のある白い空間の扉の先にいく
それに気づいたインコの王が後をつけることを決心し尾行する
お供は帰らせ、「王は最後まで王であったと言え」と言い残し一人で後をつけてくる
ヒミと再開する。夕暮れだ。アオサギ・ヒミ・眞人は大叔父に会いに丘の上を目指す。インコの王があとをつけている
大叔父は眞人に後を継ぐことを提案する。世界中をあちこち旅して見つけた数少ない「悪意のない石」を確保してきたので利用できるという
眞人は自分で頭につけた傷口を指差し、「これが自分の悪意です」と言い、大叔父の提案を断る
ここの意味も最初わからなかった基素
大叔父は「汚い世界に戻ると言うのか?」と問えば、眞人は「友達を見つける。ヒミやアオサギのような」と返す
アオサギは自分が友達と言われて驚く
インコの王が大叔父に「こんな石に世界を...」と激昂し、悪意のない石を叩き切る。その瞬間大叔父の石の塔が崩れ、宙に浮いている黒い岩が砕け、世界が歪み崩壊していく
割れた海をアオサギに捕まって引き返す眞人ら。回廊まで戻り、自分たちの扉の前にたどり着く。
眞人は母であるヒミが病院で火事になり、必ず死ぬことを知っているので元の世界に帰るのを止める。しかし、ヒミは眞人をいいやつだと言い、火を怖がらず、自分の世界に帰ることを躊躇しない。
ヒミは眞人を産み、火事で死ぬだろう。あっさりと、シンプルに力強く決断する基素
ここ普通の物語なら見せ場だから情緒たっぷりにやるはず。しかし駿はそんなことをしない。
キリコとヒミは同じ過去への扉(自分たちがきた扉)に、眞人、ナツコ母さん、アオサギは元の世界に帰る扉に入る
元の世界に戻った時セキセイインコも入ってきてみんなインコのフンだらけになる
アオサギは、元の世界に戻っても記憶がなくならない眞人を訝しむ。眞人は若いキリコからわたされた老キリコの形をしたお守り(これは強力でアオサギは手を出せないようだ)と、丘の石を持っていた
丘の石は持ち出してはいけないようだったが(アオサギは「これだから素人は」と言う反応をする)、「まぁその石の力もいずれなくなる」(=記憶も消える?)とアオサギは退場する
ポケットにあった老キリコの人形がキリコにもどる
時は流れ、弟も立って歩けるようになっている。眞人とナツコ母さん、父とともに戦後、東京へ帰還することになったところで物語は幕を閉じる
EDは一面の水色にスタッフロール、米津玄師がこの映画のために制作した「地球儀」がながれる