いまからまんがを作ります。
>10年以上まんがを描いていて、自分なりに身につけてきたものを
> みなさんにお伝えできればと思い、この本を作りました。
発想〜ネームの完成までの技術
絵に入る前にシナリオをガッチリ作るやり方
絵を書くとサンクコストが多くなってダイナミックに変更できなくなるのを防ぐ
シナリオ編
1. 書きたいものを自由に箇条書きにしていく(
テーマ探し)
2. あらすじ作る
シーンを、ふせん1枚に1シーン(1文)で書いていく
1で作成した描きたいものをシーンにする
順番は意識しないでいい
ここでシーンが増えたり減ったりする
典型パターン:結末を決めて、出発点はその反対のことを書く
1幕 イントロ・問題の発生
状況説明
主人公が直面する問題の説明
物語が発展していく出来事(ターニングポイント1)で終わる
2幕 葛藤
主人公の挑戦・変化
中間点(Mid point)で、重要なことが起きる
主人公の何かが変化する、とか
シナリオの結末と出だしが反対に設計されているなら、その切り替わりがここで行われる
クライマックスに向けて次の舞台へ向かう(ターニングポイント2)で終わる
3幕 問題の解決
1幕で提示された問題の回答
クライマックス
主人公が変化しきったことを象徴するシーン
シーンを描いた付箋がなければ作る
4. 演出で盛る
典型パターン
謎をつくる
読者にだけ情報を与える
読者にも情報を与えない
かわいそうな出来事で共感を得る
危機的状況を描く
瞬間的行動にキャラクターが現れる
演出を付箋に反映させるかどうかは書いてない
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ここまでで全体の流れのふせんが貼られた三幕構成表が完成する
慣れると付箋ごとのページ数がだいたいわかるらしい
5. セリフを作る
1ページごとにト書きなどを書いていく
資料探し・調べ物もこのタイミングで実施
一番時間がかかる工程
コマのレイアウトを考えずにひたすらコマを書いていく
捨てゴマ、大ゴマなどがわかるように
慣れると早いらしい
コマを1ページごとに区切る
5-8コマ/ページ
9コマ/ページはぎゅうぎゅう
めくりを意識する
ページごとにレイアウトを考える
台詞をうつ
ネーム編が面白かった
この工程は絵とレイアウト(
コマ割り)を別に考えている
シーンがあり、それを描き
それをどうレイアウトするかを後から考える
>「いまからまんがを作ります。」の第2弾を持っていきます。BOOTHで電子版も販売する予定です。
>イベント3年ぶりです…めちゃくちゃ楽しみです!!!!
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