環準同型
環準同型
2つの
環RとR'の間の写像
f : R \mapsto R'が
f(x+y) = f(x) + f(y)
f(xy) = f(x)f(y)
f(1) = 1' (
1\in R, 1' \in R'は乗法の
単位元)
を満たすとき、fを環準同型(写像)という
同型
2つの環RとR'との間に環同型写像がある時、RとR'は
同型といい
R \simeq R'
とかく
群においてはf(0) = 0'はひとつめの式から従う
3つめは自動的には導かれないので、議論を円滑にするため通常は仮定される
例
任意の環Rと自然数n \in \bold{N}に対して
n1 := 1+1+....+1 (n個, 01 := 1)
と定め、有理整数環\bold{Z}からの写像\bold{Z} \rightarrow \bold{R}
n \mapsto (sgn\ n) |n| 1 =: n1
を考えると、これはZからRへの環準同型
sgnはnの符号