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言葉を使うことは、同時にレトリックを行使すること
> 言葉は何らかの断定を伴うがゆえに、語り手が説得を意識するしないにかかわらず、それはすべて「説得的」なものとなる。言葉を喋る人はみな「説教師」(preacher)であり、言葉は「説教的」(sermonic)なのだ。「われわれが言葉を発するやいなや、われわれは聞き手に世界を、あるいはその一部を、われわれと同じように見るようにしむけているのである。」
アリストテレス弁論術の中でも同じような問題を扱っているらしい
言葉の選択には自由度があるため、名付けを行う人にとって都合の良い言葉が選択される
その都合の良さが度を越した時に、われわれは詭弁として指摘するという

名付けの例
Aさんは物静かである
Aさんは陰気くさい
Aさんに対してポジティブな印象を持たせたいかどうかで「物静か」or「陰気くさい」の名付けが選択される

B君は頑固で、他人から干渉されることを嫌う
B君は意思が強く、他人の意見に流されない
前者はネガティブ、後者はポジティブ

採用面接で見せる履歴書レトリックを行使する典型例
長所を聞かれれば、ポジティブな名付けを使うだけで
短所を聞かれれば、ネガティブな名付けを使う