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生命は失敗許容主義
>探索する獣

>未来に何が生き残るのかを現在の時点で見通すことは困難であり、遠い未来になればなるほど予測の難易度は上がります。だからこそ生命は多様性を作ることにより、未来の生存確率を上げているのです。失敗許容主義は、短期的に見ると非効率的な戦略に見えますが、長期的には効率の良い生存戦略となります。

> 生命が失敗許容主義であり、失敗も成功も含む累積探索量を増やすことをよしとしていることを鑑みると、長期研究は必ずしも成功が保証されていなくてもよい、むしろ成功しようという視点を一旦脇に置くことが重要だと私は考えています。
予測ができない未来の環境への対応能力を残すため、今は最適化をしない
早すぎる最適化をしないことで、地球の生命は現在まで持続できている
短期的な成果だけを求め、失敗した事業をすぐに死とみなす組織は、いつかロシアンルーレットのたとえのように自滅する
この行に関して質問をもらい、ちょっと論理が飛躍していたことに気づいた /villagepump/@kidooom#616ca5561280f0000092d5d2
短期の結果だけ見て成否を判定し、失敗者を排除していくやり方は、自ら頭に銃を突きつけてロシアンルーレットを繰り返すイメージ。
短期の失敗は許容して、いつか環境が変わった時に失敗のように見えたものが成功に変わることで環境変化に対する生存確率を高めるのが失敗許容主義。これはロシアンルーレットで自害するんじゃなくて、環境に淘汰を任せるようなイメージ
成否をロシアンルーレットのように判断しないでおく
ロシアンルーレットのようにすぐに殺してしまうと、中期、長期で成功したはずのものが全て前もって死んでしまうことになる
例えば急に氷河期が到来した時に、普段はパフォーマンス低いけれど寒い環境でも生き残れる個体がいると種として生き残れるようなケースがある