>レパントの海戦(レパントのかいせん)は、1571年10月7日に起こった、ギリシャのコリント湾口のレパント沖での、オスマン帝国海軍と、教皇領・スペイン帝国・ヴェネツィア共和国の連合海軍による海戦である。
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> この海戦は西ヨーロッパ史において大海戦でのオスマン軍に対する勝利であり、オスマン帝国の地中海での前進を防ぐのに役立った。また、オスマン側の敗戦がギリシャとアルバニアでの蜂起を誘発し、バルカン半島での支配も一時揺るがすこととなった。レパントの海戦は、ガレーが主力を成す大海戦としては最後であることが知られている。
>『ドン=キホーテ』の作者セルバンテスは若い頃このレパントの海戦に参加した。そのことは『ドン=キホーテ』の序文でも誇らしげに書いている。彼はこの戦闘で火縄銃の銃弾を左胸と左手に三発被弾した。左手はそのために切断したと本人は言っている。