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視聴者撮影
テレビ局が運営しているニュースサイトのとあるニュース記事に動画が載っていて、そこに「視聴者撮影」とラベルがついていた。ぼくはたまたまその動画を先に Twitter で見かけていたので、Twitter に投稿されていたものをテレビ局の人が使用しているのだろう、と推察した。そうなってくると「視聴者」というラベルは必ずしも適切ではなさそう。なんていうか、その動画を撮影した人はシンプルには「撮影者」だよな。視聴者と呼ぶときは「なにを視聴している人なのか」が明らかである必要があるが、とある Twitter 利用者がそのテレビ局の番組の視聴者であるかは自明ではないし、今回のニュースに付随する情報としては重要なものでもない。

テレビ局の関係者以外は全員が視聴者、という前提を感じる。ソーシャルメディアがなかった時代の名残という印象。

じゃあ、どうするといいじゃろうか。「近くにいた人が撮影」くらいが妥当かねぇ。「国民が撮影」「市民が撮影」「民間人が撮影」「一般人が撮影」あたりも思い浮かんだけど、どれも余計な情報を帯びてしまう。「たまたま近くにいた人間が撮った動画です」ってことをそのまま表現するのが誠実な気がする。