環境による影響に目を向けがち
かもしれないな、と思ったのでメモしておく。
生活をやっていると「仕事ができない人の特徴」的なタイトルの記事が視界に飛び込んでくることがあるんだけど、その手の記事を読んでイヤな気分になる体験を何回か繰り返した結果、そういう記事は無視するという判断に収束していった。ただ、たぶん読み手による需要はあって、ちょっとウェブ検索してみるだけで山ほどの記事が見つかる。
読んでいると「ぜんぶワシのことじゃん」ってなるから楽しくない、ってのもあるんだけど、それよりも「この世界の人間は "仕事ができる人" と "仕事ができない人" のふたつに分けることができる」というスタンスに共感できなくて読みたくないんだと思う。
ある環境で、期待される成果を挙げて活躍していた人が、別の環境に移ったらよい成果を挙げられなくなるとか。あるいはその逆のパターンとか。どっちのパターンも実例を知っていると、うまくやれるかどうかは「人間と環境の組み合わせによって決まる」と思えてくる。個人の属性によってすべてが決まるわけではないと思う。
ネットワーク思考にも書いた通り、自分は社会を
複雑系として捉えることが多いので、系を構成する要素を独立した点として見るよりは、点と点をつなぐ線を見たり、線たちが織りなすネットワークに意識を向けがちだと思う。