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プロジェクトファシリテーション

> プロジェクトファシリテーションは、プロジェクトの成功とともに、「エンジニアとして人生の時間の質(QoEL : Quality of Engineering Life)」を高めることを目的としています。
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> 近年、プロジェクトの成功が、実はPFに掛かっているのではないか、と気づいている人たちがいます。 XP、クリスタルクリア、リーンソフトウェア開発、といった「アジャイル」と呼ばれるソフトウェア開発方法論のムーブメント中に強くこの傾向が見られます。
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> PFでは、これらの手法から、特にプロジェクトのファシリテーションに関するものを取り出して、私たちの体験の具体例にて補強したものを紹介していきます。例えば、具体的には「朝会」という朝のミーティングの仕方、ホワイトボードの使い方などです。結果として、内容はソフトウェア開発に特化しないものになっています。

概要
チームでプロジェクトを進める際のファシリテーション技法、価値・原則・実践(一部)をまとめ「プロジェクトファシリテーション」と名付けたもの
2005年に平鍋健児が提唱した。
平鍋はプロジェクトマネジメント(PM)を補完する位置づけとしてプロジェクトファシリテーション(PF)を定義している
> PM の重要性は,ここでは強調しておきたいことです.PM は成果を計画的に出していくために必要な技術です.これに対して,PF はプロジェクトの現場を活性化し,モチベートし,協調関係を作るために必要な技術です.PM をプロジェクトの「動脈」とすると PF はプロジェクトの「静脈」といえるかもしれません.静脈が詰まってしまっては,動脈がうまく働きません.(『プロジェクトファシリテーション 価値と原則編』

プロジェクトファシリテーションの価値と原則
価値
対話
行動
気づき
信頼関係
笑顔
原則
見える化
名前づけ
初めよければすべてよし
リズム
問題 対 私たち (Problem vs. us)
元ネタは 100SHIKIの「私たち vs 問題」の構図であると述べている(https://twitter.com/hiranabe/status/1298394428277526528)
カイゼン

背景
2005年当時、アジャイルというキーワードが業界で一部ネガティブに取られていた。
一括請負契約が主流で現場でアジャイルソフトウェア開発を実践・普及しづらい状況であった。
アジャイルで使われているファシリテーション技法だけ取り出して、使えるものを既存の一括請負型の現場でも実践しやすくまとめた。
平鍋が『リーンソフトウェア開発』の監訳をした際に、トヨタ生産方式が多く参照されていた点にインスパイアを受けて見える化カイゼンを中心としたアジャイルソフトウェア開発でも実践されいて、かつトヨタ生産方式の用語と関係性が深いものを選んでまとめたと推測されるtkskkd
「価値・原則・実践」という構造は『エクストリームプログラミング』『アジャイルプロジェクトマネジメント』からヒントを得ているとコメント付き参考文献にて述べている。
名前について
2004/08/31に平鍋健児懸田剛が出張帰りの新幹線車中で「ソフトウェア開発環境におけるファシリテーション」というブレストを行った。
デベロッパーズサミット2005の懇親会の時に懸田剛平鍋健児に初めて「プロジェクトファシリテーション」という名前が浮かんだと聞いた。
講演数
QoELという造語がエンジニアに共感を得た。
2009/11/23で100回目の講演を達成した。

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TODO
プロジェクトファシリテーション協会
平鍋さんの講演数
PFはアジャイル・スクラムへの繋ぎ論