「退屈」とはなにか
「退屈」が怖い
> 2018 年の家庭のふりかえりを Fun/Done/Learn のメソッドで奥さんとやってみたら、ふたりとも Learn のところで「退屈」という単語を含めて書いた項目があった。これはなかなかおもしろいことだと思う。
「退屈」とは?
> 1) 差しあたって心を集中させるものが無くて、時間を持て余すこと(様子)
> 2) 心をときめかす変化やおもしろみに乏しくて、それに興味が持てないこと(様子)
> なすべきことがなくて時間をもてあましその状況に嫌気がさしている様、
感情?
wikipedia の「退屈」のページの note が最高≡
「退屈」って感情?
新明解国語辞典
> 外界の刺激に応じて絶えず変化する、快・不快・喜び・怒り・悲しみなどの気持ち
> シンシア・フィッシャーの定義によれば、「退屈」が意味する心理学的過程とは、「現在行われている活動に対して興味をまったく失っており、集中しがたく感じるような、不愉快で一過性の情動的状態」のことである
> M・R・リリーらの定義はもっと簡潔だが、要点は同様と言える。つまり、退屈が「認知的注意力を働かせる過程に関連する情動的経験のひとつ」だと言うのである
新明解国語辞典
> (次に何かの行動を引き起こすほどの)強く急激な喜怒哀楽の情
> 情動を構成するものは「快情動」と「不快情動」であり、食料を得るための「接近行動」は快情動、敵に対する「攻撃行動」や「回避行動」は不快情動によって引き起こされるものであり、生物として生存するためにきわめて重大な役割を持っている。
> 生理学的には、情動とは短時間で強く作用する脳とホルモンや免疫系、生体物質での興奮の状態としての「生理反応」である。反応にはあまり個人差が出ないと考えられる
「情動」とは「生理反応」である
つまり化学反応
「退屈」と「熱中」(反対語)のループ
個人の
知識や能力を向上させるための
行動がこのような、快・不快といった「情動」、
喜怒哀楽といった「感情」に
依存しているとは!
「論理的」なものではなく「
感情的」なものである、ということ
とすると、「
退屈」というのは、
人類が文明をこのように推し進めてきたエンジンのうちの一つだったのかも
発見だ!!!
退屈と熱中は裏と表の
関係にあるとすると、退屈というのは単純に
悪、というわけではなく、熱中のために必要な
プロセスであると考えられる
「鬱」という語が抑鬱症を想起させるので悪になっているのと同じように
「暇」はどうだろう
「暇」は、もっと客観的な事実という印象がある
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「暇ができた」というはいうけど「退屈ができた」とは言わない
「退屈だ」と同様に「暇だ」とは言える
事実として生じた「暇」を「退屈」と感じるかどうかは、また別の話か
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「暇」とは?
新明解国語辞典
> 今しなければならない仕事などが無くて、自分の好きな事が出来るのんびりした時間(状態)
「隙」と書く場合もある
三省堂漢和辞典
音読み: 「カ」
訓読み:「ひま」「いとま」
意味:
てすき(手隙?)
休み、休暇、休日、暇日
時間
雇う契約を止めること
退出、辞去、別れること
「隙」という字を当てることがある、というところからなんとなくわかることは「ひま」というのは「スキマ」のことなんだろうね
「退屈」というのは state
「暇」というのは form, shape, 形?