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PDCAのデメリット: 日本人は頭で考えすぎ

野中郁次郎が野性の経営という著書でのべた考え。

失われた30年に起きた日本の知的競争力の低下の要因は、3つの過剰にあると考えている。
Over Analysis
Over Planning
Over Compliance


トップダウン思考のデメリットの通り、世の中には正解がない問いの方が多い。
そういう状況の中で、分析をやり過ぎてしまうと、スピードが遅く、身動きがとれなくなってしまう。
過度な可視化、定量管理をかされた現場は失敗を恐れ、挑戦しなくなる。
数値経営に振り回され、日常が数字化し過ぎている

つまりは、創造性が劣化している。

「まず、やろうじゃないか」という野生、人間が本来持っている生き抜く力、本質直感などを大事にせよ。頭より身体で感じるのが人間だと。

「数字偏重では革命は起きない。共感を重んじ、知を磨け

SECIモデルでは、最初は共感が大事といっている。
計画や数値ではなく、現実を肌で感じ、異なる主観を持つもの同士が全身全霊で共感し、暗黙知を獲得するところから始める。
暗黙知の本質を結晶化し、概念化するために真剣勝負の対話(知的コンバット)をしないといけない。