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Evergreen noteとZettelkastenの類似点と相違点

感じたこと
一言でいうと、Evergreen noteには、Zettelkastenとの以下の違いがある。

ノート術
執筆法の違い
小さなノートから少しずつ書いていく
タイトルのつけ方違い
番号ではなくAPIのようなタイトルをつける
振り返り
間隔反復を利用して、定期的に振り返る仕組み
目的
公開するかどうか
創造的なプロジェクトに使うためか、趣味のためか


アイデアを可能な限り早い段階で補足し、徐々に執筆をしたり改訂を加えて、まさに植物が育つかのように、ちょっとずつノートを育てるところが違う。

植物に定期的に水をかける必要があるように、間隔反復システムを用いて、執筆や振り返りを導入する。
そして、植物の名前にはきちんとわかりやすい命名をつける、APIのように。

また、この植物たちは、創造的なプロジェクトのアイデアのために使い、原則公開するところが違う。

>💡Zettelkastenは、Permnanent noteをどうやって書くかが、難しい。ハードルが高く、少し尻込みしてしまう。つまり、Zettelの基準を満たそうとするのが大変。それをEvergreen noteであれば、ボトムアップ思考のように、気軽に非常に早い段階からアイデアを捕捉できるため、ハードルが低くなる。小さなノートから少しずつ書くというのは、個人的にもとても性に合っている。

もう少し踏み込むと、
アイデアを捕捉し発展させるためのノートには、通常以下の段階を踏む。
1. ごく初期の着想やメモ
2. それらを少し発展させたもの
3. よりしっかりとした概念を表現するノート
4. 関連するノートをまとめて、より高度な考えを表現するもの

Evergreen noteでは、1から3まで、様々なタイプのノートをかける。
これに対してZettelkastenでは、主に3のレベル、つまり個々の明確な概念を表現する「Zettel」(カード)を書くことに重点が置かれている。(Zettelkastenのルール)
そのため、しっかりとしたカードを書かなきゃ...という心理的負担が発生する。

そして、Cosense(旧: Scrapbox)は、Evergreen noteを取り組むのに優れているサービスと感じる。
自然とタイトルはAPIのような形になり
ごく初期からの知的生産メモを気軽に残せ
Arcブラウザと組み合わせることで、超整理法を利用して、ノートを少しずつ取ることができる


概要
Andy Matuschak氏のEvergreen noteを書く習慣は、ニクラス・ルーマンZettelkastenと現代の提唱者たちから大きな影響を受けている。

よりアイデアを自由に探求する余地を自分に与えたい理由で、Zettelkastenを改良した。

主な類似点
自分で考えることが大事で、コモンプレイスブックとは対照的
他者のアイデアを説明する際にも、自分の言葉を使う

主な相違点
ノート術の違い
まだZettelの基準を満たしていない断片を捕捉し、時間をかけて改訂する方法
インボックスを管理するための独特な方法
疑問点やノートを定期的に見直すための体系的な方法


より一般的に言えば、私のアプローチでは、アイデアを非常に早い段階で捕捉し、ノートのクラスターを徐々により高いレベルの表現に発展させていくための階層と方法論を記述した、より広範なノートタイプの分類法を使用しています。対照的に、Zettelは主にこの階層の中間レベルをいくつか表現することを意図しています。
私のシステムでは、タイトルが非常に重要なインデックスとなります。Zettelは通常、数字の識別子を持っています。現代の信奉者はノートにタイトルを付けることがありますが、「APIの作成」という同じアプローチではないようです。Evergreen noteのタイトルはAPIのようなものです。

コンテキスト付きのバックリンクは、「リンク」の性質を大きく変え、「バックリンクは、知識管理システムのノードを暗黙的に定義するために使用できる」などの創発的な振る舞いを可能にします。

私は、ノートに間隔反復記憶システムを組み込んでいます: 記憶媒体は個人的なノートにまで拡張できる。これはメディアを大きく変えましたが、私はまだその方法をよく理解していません。

私のノートは一般に公開されており、公の会話に統合されています。私は著名な「生きた」公開Zettelkastenを知りません。ニクラス・ルーマンのものはアーカイブされていますが、それは別の関係です。彼はそれを会話の中で使用し、その相互作用を利用して自身の執筆に役立てているわけではありません。


最後にもう1つ、ちょっと皮肉な違いがあります。
私のシステムの主な目的は、私の中核的なクリエイティブプロジェクトでアイデアを発展させることです。
現代のZettelkasten文化の大半の人は、主に他者のアイデアについてノートを書くためにシステムを使っているようです。
彼らが自分のアイデアを発展させているとしても、それらのアイデアは面白い趣味であって、彼らの中心的なクリエイティブな仕事ではありません。これらはすべて、ノートの書き方について大々的に書いている人たちは、めったに真剣な使用状況を持っていないに抵触します。正確にはわかりませんが、私の使用状況はノート執筆の習慣に大きな影響を与えています。


参考資料