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ステップバック質問をLLMにすると?

ステップバック質問とは?一言で
ちょ、ちょっと待って、そもそもこれってどういうこと?っていう質問
そもそも、これって何?っていう質問。
人に使うと、嫌がられるかも
プロジェクトや問題解決の過程で、基本に戻って全体的な状況や目的を再評価するための質問。
抽象度を上げて問題の背後にある原則や概念を探り、物事の本質に迫ることができる


背景
ステップバック質問をすると、LLMの精度が向上するという論文が出た


従来のプロンプトと何が違うの?
>従来のアプローチ:
> →直接的な回答を求める

>ステップバックプロンプティング:
> →大規模言語モデルに抽象的な思考を促す


ステップバック質問を使わせた回答例
>女の子にモテたいです。
>上記を達成するためのステップバック質問を作成してください。
これに対し、プロンプトを比較した結果がこちら



ステップバック質問をすることに、なんの意味があるの?
LLMの推論能力が高まる。
モデルに与えられた情報を一歩引いて高度に抽象化し、その抽象化された知識を基に解答を導き出すことによる
詳細は、Take a Step Back論文


ユースケース
その後、シュンスケ式コミュニティでも、このステップバック質問を使う流れができた
具体的には、ゴールシークプロンプトを使うと、成果物を出すために変数の定義をLLMにさせている
ホネホネプロンプト の#変数の定義とこのコンテンツのゴールの設定という箇所
この時に、たくさん変数を設定してしまい、こちらにたくさん質問を返してくることがある
が、ユーザーはそんなに質問されると、怖いし嫌気がさす



できれば、成果物を出すために必要最低限の、ミニマムなこれだけあれば大丈夫という変数だけ設定し、最小の質問にしたい。そっちの方がずっと楽
そのため、以下のような指示を出す。
> ステップバック質問を作成してください。
> その上で、絶対条件として必要十分な変数はなんですか?
> 必要十分とは、このinputが最低限あれば、推論可能となり、思考のツリーを経てゴールと成果物を導き出せるという状況です。その必要十分な変数を確定させるためだけの質問をしてください。

こうすることで、ゴールを達成するための最低限の質問に変わる。
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夜寝れなくて困ってます。以下の手順を実行してください。 Step1. ステップバック質問を作成してください。 Step2. その上で、絶対条件として必要十分な変数はなんですか? 必要十分とは、ユーザーからのインプットがこれだけ最低限あれば推論可能となり、ゴールと成果物を導き出せるという状況です。その変数を確定させてください。 Step3: Step2で変数が決まりましたら、その値を決めるための質問を、ユーザーにしてください。



参考記事