得意領域を広げる個人開発
こんばんは
Helpfeel アーキテクト
最近の寄稿や発表資料
マイナビ連載
Helpfeel Tech Hour
個人開発歴
大学生の頃から
もう10年くらい経つ?
色々と作ってきた
思いつき次第がむしゃらに試したい
多くの人に使ってもらいたい
最近の個人開発
いくつか並行して開発を進めている
分野ごとの広がりを整理を試みた様子
残念ながら公開できているものが少ない
そのうち世に出します
お楽しみに!
例: Scrapboxから本を作る
ワンクリックで印刷所に入稿するファイルを生成できる
個人開発論
ここ最近の開発モチベーション
得意な領域を増やしたい
自由気ままに活動しながら技術的な視野を広げよう
何に気をつけるとよさそう?
ChatGPT APIの登場によって、誰もが自分好みのソフトフェアを作れる世界が加速してくると思う
ここらで一旦振り返ってみたい
個人開発論
自分で使い続ける
関心のあるデータを集め続ける
とにかく深堀りする
刺激を受け続ける
知見を共有する
自分で使い続ける
毎日使えるか?
徹底的に自分に最適化したものを作る
自分一人で満足に使えないものは、複数人ではもっと難しいと思う
必要に迫られてから自動化する
データと向き合う
データそのものを観察する時間も大事だったりする
しっかりどこかにデプロイしておこう
PCが壊れて悲劇を迎えたデータセットが多数...
関心のあるデータを集め続ける
人力と自動化のハイブリッド
形になっていないアイデアの段階から継続しておく
たまにデータを眺める
できることが見えてくる
データ収集とビューの開発を分ける
それぞれリポジトリレベルで独立させる
ビューが頓挫してもデータの収集は続けられる
どうせまた興味が出てくるので、その日まで集め続けておく
思い立ったときに使えるデータがたくさんあるのは嬉しい
使い方は後から考える
LLMsの登場でデータの理解と整理がだいぶ楽になる予感がする
最近の気づき
例: Phonnoでの画像とアノテーション
約6,600件の人力の画像アノテーション
写真、スクリーンショット、ブックマークを串刺し検索できる
ChatGPT APIを使った検索キーワード連想機能にも使えた
例: ウェブページのスナップショット
ブックマークのうち、とくに有益だったものを集めていく
まともなビューはまだない
ChatGPTに架空の世界記述をさせるためのデータソースとして活躍した
例: 知的生産活動した場所の経緯度
git commitやメモなど
ビューはまだない
34,000件も溜まっていた
面を広げつつ密度を高める
適当に興味があることに手を出していく
関連性をこじつければ面を作れる
ここから得意領域を増やす方法は?
広く浅く、関心範囲を広げる
新たなジャンルに手を出す
既存の点との関連性があると最高
狭く深く、知識の密度を高める
近傍のジャンルを勉強して面を補強する
集めたデータに触れていると自ずと見えてくる
すでに確立した面に未知の点を接続する感覚
専門分野の面をいくつも用意しておくと強い
つねにアイデアを試して、拡張可能なプロトタイプを持っておく
新しい話題が来たときに飛びつきやすい
とにかく深堀りする
一人の人間が考えていることなので、興味関心の根はつながっているはず
これを見いだすまで自分の作品に関する考察を深めたい
結果的に新しい領域に接続していく
この瞬間を味わうために頑張る
複数のネタを同時に進行しておくとよい理由でもある
刺激を受け続ける
自分が作ったものから得られる刺激
長続きさせるにはこれが一番大事
格好いいUIの快感
推薦アルゴリズムによる想像を超えたサジェスト
→ 次の一手が見えてくる
新しい技術に触れる
実現したいことにマッチする新技術や新製品がないか常にウォッチしておく
個人開発仲間と話す
こういう場がとてもありがたい
他にもコミュニティがあれば参加したい
なければ作りたい?
やめる判断
コンセプト検証可能になるまで勢いよく作り込む
プロトタイプを綺麗に作りすぎない
機能ごとに評価する
距離を置くタイミング
次の一手が見えなくなった
飽きてきた
得られた知見はまとめておく
アウトプット方法を選ぶ
負担なく続けられる形態を選択する
サービス化する
自分以外のユーザーを抱えるため、負担が大きくなっている
限られた時間でこれをうまくやっている人は本当にすごいと思う
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デモサイトを公開する
素早くフィードバックを得られる
コードを公開する
各自の環境で動かしてもらえるようになる
考え方を公開する
別のプロダクトに適用する
一緒に作って楽しめる人を増やしたいという願いもある
例
個人開発論 まとめ
興味関心がある身近なデータを集めまくる
データを起点にして次の挑戦領域を発見する
自分が作ったものを毎日使う
アイデアの本質が見えるまで深堀りする
ときどき刺激を加える