Audacityで画像グリッチの手順
Audacityという無料の音声編集ソフトがあります。これは通常音楽の編集用に使われるのですが、なんと画像データを読み込ませてエフェクトをかけることで、
グリッチという画像データにエラーが発生したような効果、描画表現ができます。
下記のページにあるリンクが非常に参考になります。
リンクのページなど読めばやり方は大体把握できるのですが、こちらでも手順を記しておこうかなと思った次第です。
(ちなみにAudacityじゃなくても波形編集ソフトならできます。ばるさんは
Amadeus Proでもできることを確認しました)
②画像を準備します
ここで、画像データの形式を、TIFF(無圧縮)、もしくはBMPデータに変換してください
ちなみにばるさん(Mac)は、画像を選択し、プレビュー→ファイル→書き出す→フォーマットをTIFFに選択して変換してます
BMPに変換したいときは、フォーマット欄をoptionキーを押しながらクリックしてください。フォーマットの選択肢が増えるので、Microsoft BMPを選択してください
TIFFやBMPなどの詳しい説明は省略しますが、JPEGなどと違って非圧縮形式なので、画像が高解像度で維持されています。編集する際に細かくいじれるわけですな。写真の編集も基本はTIFFやBMP、RAWなど非圧縮データ形式で行います
ちなみにいろいろ試した結果、ばるさんは一番エラーが出なかったBMPにしています
③Audacityに画像を取り込む
Audacityを起動
ファイル→取り込み→ロー(Raw)データの取り込み...を選択してください(RawデータじゃなくてTIFFだけど...とか気にしなくていいです)
TIFFに変換した画像データを選択してください
Rawデータの取り込み
エンコーディングは「U-Law」か「A-Law」を選択してください。保存時に聞かれるので、覚えておいてください
ちなみにばるさんは「A-Law」にしています。書き出す際にこちらの方がエラーになる回数が少なかった(体感)
バイト順序は、「ビッグエンディアン」を選択してください
チャンネルは「1チャンネル(モノラル)」にしておきましょう
ほかはそのままで取り込みをクリック
④グリッチさせる
取り込むと波形データが出ます
波形データのサイズは、右上あたりにある虫眼鏡の+−カーソルで調整できます
選択ツールで、エフェクトをかける範囲を選択します
ちなみに波形の頭のエリアは避けること。ヘッダの部分に、そのファイルが画像であるための情報が含まれているため、いじってしまうと画像表示が出来なくなってしまうらしい
「エフェクト」メニューから、好きなエフェクトをかけましょう
どれかけりゃええねんみたいな感じかもしれませんが、色々試してみましょう
個人的には、「エコー」「リバーブ」あたりがわかりやすくてオススメです
今回は「エコー」を下の数値でかけてみます
OKをクリックすると、波形が微妙に変化したことがわかります
この波形の変化が激しければ激しいほど、画像が過激に変化していることが多いです
⑤書き出し、保存
さて、波形データから画像を書き出してみましょう
ファイル→Export→オーディオの書き出しを選択します
ファイル名は適当でいいですが、末尾に.tiffか.BMPを追加してください
ファイルタイプ:「その他の非圧縮ファイル」
ヘッダ:「Raw(header-less)」
エンコーディングはRawデータの取り込み時に選択した「U-Law」か「A-Law」を選択してください
保存をクリック
なんか警告やらいろいろ言われますが、気にせず全部OKしてください
保存したファイルを確認すれば、グリッチ化した画像になっているはず!
ちなみにファイルが開けられない場合は失敗なので、再度挑戦してみましょう
では、最後に今回の手順の成果を
これが
↓
こうなりました
思ったより過激に変化しました
画像データによって変化が大きく変わります。色々試してみましょう
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私も素人なのですが、上記の手順の中でもしうまくいかないという人がいたらわかる範囲で質問に答えます
ちなみに、私の環境がMacなので、Windowsだとよくわからない
グリッチの効果などに関しては今のところ私も不明な点が多いです