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ユング
1875年7月26日 - 1961年6月6日
スイス人。

ユングは『リビドーの変容と象徴』の中でリビドーが必ずしも性的なエネルギーとは限らず、多様なイメージや象徴に変容ができる性的に中性の心的エネルギーであると述べた。これは、フロイトの精神分析にとっての「リビドーは性欲である」という基本的な信条と対立するので、帰属していたフロイト派から離脱することになった。これはユングにとって痛手で、しばらく精神分裂病統合失調症)に近い状態を体験した。これを「創造的退行」と呼んでいるようだ。同時に、ここから新しい心理学の構想を持ってくることができたそうである。


著書