>フィルムのたとえをつづけると、いちばんこまるのは二重うつしをやってしまうことだろう。二つの内容が一枚にはいっていて、どちらにも利用できないのだ。カードも、一枚のカードにふたつ以上の内容がはいっているのは、こまる。一枚のカードにはひとつのことをかく。この原則は、きわめてたいせつである。梅棹忠夫『知的生産の技術』pp62-63