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役割を持った箱を多数用意し連携させる

このコンセプトを実現するためには以下が必要です。

a: GTD が用意している「箱」それぞれの役割を理解すること
b: それぞれの「箱」をどのように連携させるか
c: それぞれの「箱」をどんな手段で実現するか

a と b は、GTD について学習するしかありません。また、実際に運用していくことで「なるほど、そういうことか」「そういう意図があったのか」と気付きも得られます。本書でも後の章で解説したり、チュートリアルを用意したりしているので適宜活用ください。

問題は c です。この c がいわゆる「(GTD というメソッドを実現するための)ツール」にあたるところで、最も奥深く多様なところでもあります。いくつか例を挙げます。

Omnifocus という公式監修の専用ツールを使う
アウトライナーと呼ばれる箇条書きツールで実現する
EvernoteTodoistTaskuma など複数のツールを使いこなして実現する
パソコン上のテキストファイルだけで実現する(本書が提唱するやり方です)
アナログな手帳を使う

好みのツールを使うことができます。また、GTD のすべてを実現できなくても構いません。