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窓ぎわのトットちゃん

評判だったので。月イチのU-Nextのポイントで観る映画、パーフェクトデイズと迷った結果場所と時間が都合が良かったこちらを。アトロクの放課後ポッドキャスト?で古川耕サンが結構温度高めに話してたのが印象的だった。TOHOシネマズ府中で観た。原作は未読。良かった。老年夫婦、子連れが半分以上で、中年男性ソロは自分以外にいたのか?ってぐらい。なので、ベタベタなボケで笑いが起こるアットホームな感じが良かったし、一個開けて隣の席に座ってた家族の母親がズビズビに泣いててよかった。3回ある妄想のシーンがめちゃくちゃ良かった、最後の雨のシーン。あれは「雨に唄えば」でしょう?オマージュというか、インスパイアというか、めちゃくちゃ素敵だった。アニメにするとこうなるんだなーという感じ。
> 終盤に描かれるトットちゃんと泰明ちゃんのクライマックスともいえる雨の中でのダンスシーンは、ミュージカル映画の『雨に唄えば』のようでした。
> 八鍬 それは完全に意識していました。これは原作にはないオリジナルシーンなんですけど、泰明ちゃんが「生」を謳歌している瞬間を作ってあげたかったというのがいちばんの理由です。もうひとつは、先ほど言ったように時代の「奴隷」になりつつある子供たちが、ただ流されるだけではなく、それでも何かしらの「自由」を求める表現をしていたことを知ってもらいたかったという気持ちもあるんです。
宇多丸がよく言う「アニメの不定形表現の可能性」みたいなものが本作でも垣間見える感じで良かった。
校長先生がまあすごい人なんだけど、前半のどこかのセリフで「うわ、この声優の人はなんかすごいな多分」って思いつつ、「元に戻しとけよ〜」とか、最高だったんだけど、エンドロールで役所広司だったことを知る。映画観るにあたってパーフェクトデイズと本作の二択だったんだけど、役所広司と役所広司の二択だったことに気づいておかしくなった。
途中に挟まれてる先生が大事にしていること、みたいなところ「池に蛙が飛び込むのを見ていたのは、芭蕉だけではなかっただろうに云々。音を聞いて楽となすやら云々カンヌン、それができないことが寂しい」みたいなフレーズ、めちゃくちゃよかった。日常に意味を見出さなかったら、戦争を待望するような人間になってしまうし、日常にはいくらでも意味がある。
> 池の中に蛙がとびこむ現象を見た者は、芭蕉のみではなかったろうに。湯気たぎる鉄瓶を見た者、林檎の落ちるのを見た者は、古今東西に於いて、ワットひとり、ニュートンひとりというわけであるまいに。世に恐るべきものは、目あれど美を知らず、耳あれども楽を聴かず、心あれども真を解せず、感激せざれば、燃えもせず ... の類である
かっけーーー
パンフレットがかなり、設定集というか、かいけつゾロリチック(?)で原画イラストに色々インラインに(?)設定が書いてある感じでボリューミーかつ読んでて楽しい感じで満足度が高かった。監督や原画、美術とか、色んな人のインタビューも良かったし。

> 『窓ぎわのトットちゃん』(まどぎわのトットちゃん)は、女優・タレントの黒柳徹子による日本の自伝的物語。1981年に講談社から出版された。第5回路傍の石文学賞受賞作品。総発行部数はギネス世界記録に認定されている。
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> 2023年3月20日、劇場アニメ化されることが発表された。アニメーション制作をシンエイ動画、監督を八鍬新之介、キャラクターデザインを金子志津枝、トットちゃん役の声優を大野りりあなが務める。2023年12月8日にテレビ朝日開局65周年記念作品として公開。
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> 脚本 八鍬新之介
> 原作 黒柳徹子
> 出演者 大野りりあな
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> 音楽 野見祐二
> 主題歌 あいみょん
> 「あのね」
> 編集 小島俊彦
> 制作会社 シンエイ動画
> 製作会社 2023 映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会
> 配給 東宝
> 公開 日本の旗 2023年12月8日
> 上映時間 114分
> 製作国 日本の旗 日本
> 言語 日本語