戦場のピアニスト
ネタバレあります
泣いた。映画の名前は聞いたことあるが、ちょっと舐めてたようなところがある。「ピアニストが出てくんねやろ?」みたいな。ピアニスト、出てくるけど、ピアノをほとんど弾かない(弾けない)。ずーーっとひどい迫害、虐殺を受けている。120分ぐらいずっと、淡々と虐殺が描かれていて、最後の10分ぐらいでピアノを弾く。最後にドイツ兵に「なんか弾け」と言われて弾くとこは、史上もっとも心を揺さぶる楽器の演奏シーンだった。
セッション、
ブルージャイアントとかと並んでなおそびえ立った。エンドロールもすごい。ピアノのBGM流れるんだけど、本当にどこかで誰かが弾いてるのか、幻聴というか演出としてのBGMなのか、区別がつかなくなるシーンが少なくとも一回あって、虚構と現実の区別がつかなくなる感じは
ローズマリーの赤ちゃん、
チャイナタウンと通じるなと思った。
> カンヌ映画祭では最高賞であるパルムドールを受賞した。アメリカのアカデミー賞では7部門にノミネートされ、うち監督賞、脚色賞、主演男優賞の3部門で受賞した。主演のエイドリアン・ブロディはこの作品でアカデミー主演男優賞を受賞した。
> 原作であるノンフィクションは、戦争直後のポーランドにおいて『ある都市の死』(Śmierć miasta)の題名で1946年に刊行された。冷戦下のポーランドでは、主人公シュピルマンを救ったのが旧敵国のドイツ人では好ましくないため、やむなくオーストリア人としたが、ポーランド共産主義政権の手によりすぐ絶版処分となった。以降、1960年代におけるポーランド国内での復刊の試みもポーランド政府による妨害にあい、ポーランド国内外で再版されることはなかった。シュピルマンの息子アンジェイ・シュピルマンが復刊に取り組み、1998年にドイツでドイツ語訳版(ISBN 343018987X)が出版された。イギリスで英訳版(ISBN 057506708X、ISBN 0753808609)が出版されたのは1999年になってからであった。
> 独題は "Das wunderbare Überleben"(奇跡の生存者)、英題は "The Pianist: The extraordinary story of one man's survival in Warsaw, 1939-1945"。
> 日本語は2000年に、佐藤泰一訳が春秋社で刊行され、題名は当初『ザ・ピアニスト―廃墟ワルシャワからの奇跡の生還』(ISBN 4393495217)だったが、2003年の日本での映画公開にあわせて『戦場のピアニスト』に改題再刊(新版2023年、ISBN 439349542X)された。
> なお別の息子クリストファー・スピルマンによる続編的作品『シュピルマンの時計』(小学館、2003年)がある。
> 夜想曲第20番 嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」 - オープニングと戦争終結後のラジオ局のスタジオで演奏。予告編でも使用されており、作品のテーマ曲となっている。
> ワルツ第3番 イ短調 作品34-2「華麗なる円舞曲」
> マズルカ第13番 イ短調 作品17-4 - 隠れ家の隣室から聞こえてくる曲。
> バラード第1番 ト短調 作品23 - ホーゼンフェルトに求められての演奏。
> 使用ピアノは「ペレツィーナ」。曲の中盤約4分間は演奏されていない。
> 原作では、ホーゼンフェルトに求められて演奏した曲は、夜想曲第20番。
> アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22 - エンディングでの演奏。
> 「華麗なる大ポロネーズ」の部分をオーケストラ伴奏で演奏している。使用ピアノは「スタインウェイ」。
> 演奏はいずれもワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ヤーヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)、タデウシュ・ストゥルガワ(指揮)。
> ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2「月光」(ベートーヴェン) - 廃墟の中のピアノでホーゼンフェルトが演奏していた曲。
> 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007(J.S.バッハ) - ドロタが演奏していた曲。