奇跡の海
ネタバレがあります
イヤすぎた(ほめ言葉)、映像がずーっとやだ、色見、手持ちカメラのブレなど。色見がいやすぎて、人の顔の血色とかがいやだ(ほめ言葉)。ずーっと画面の左端に入ってる縦の青いノイズ線みたいのとか、本当にいやだw(ほめことば)。話もずーっと嫌なんだけど、最後はなんか、あれ?これってハッピーエンドか?、という気がしなくもない感じがして混乱した。ラースフォントリアーはダンサーインザダークとドッグヴィルを観たことあって三作目だけど、なんだろう、なぜか、いろんな映画を観た後に出てくる「この世は地獄だ」という感慨がどれもない。「最悪だ…(ほめ言葉)」はあるけど、この映画は途中まで最悪だったけど、最後はかなりの救いがあって、やっぱり良かった気がする。ドドが本当に良い人だった。なんかこんなこと言ったら舐め腐ってるとか思われそうで、言葉を選ばないといけないのかもしれないが、ラースフォントリアーの映画、すごいエッジケースという気がして、自分が住んでるところとか、半径5メートル以内とか、2ホップ以内への演繹が難しい。でも映画として描かれて、それを観てる時点でこれって2ホップ以内なのかも。
性器ぼかしが、よくあるブラーではなくてモザイクぼかしだったのがなんか間抜けだった。ブラーもあれだけど、モザイクだともう完全に日本のアダルトビデオみたいな、逆に卑猥になっちゃってて最悪(ほめ言葉ではない)。
一日経って思い出したが、ベスがちょいちょいカメラ目線になるのも本当に嫌だった、こっちみんなwって毎回思ってた。
> 公開 フランスの旗 1996年5月18日(CIFF)