ヴィデオドローム
デヴィッド・クローネンバーグは初めてで、体がいた痛い痛い痛いとむずむずする映像ばかり撮る監督という話を聞いており、かなり身構えて観たが、案の定むずむずしました。ボディホラー。ドラッグムービーでもある。怖い幻想。幻想って、字幕で出ているときに「ハルシネーション」と言っていて、おーーーなるほどハルシネーション。自分の中では生成AIの文脈で身についた単語だが、幻覚という意味で一般単語だったんか。シンナーや覚醒剤で虫が体を這うハルシネーションを見る、というようなニュアンスの使われ方。あと、なんとなく、「逆貞子」という単語がずっと頭の中に浮かんでいた。おもしろかった。87分なので、
尺が最高。ホラーって、わりと尺が最高な傾向がある気がする。80年代の映画って独特の雰囲気があるなーというのも思った、観ながらチラついたのは
トロン、
エイリアン、
ゴーストバスターズ、なんかこう、退廃感がベースにあって、謎のテクノ感というか。好きでもあり引っかかりもあり、「うーん独特!」という感じ。
> 1983年2月に全米公開されたが、興収は約200万ドルにとどまり、約600万ドルという製作費の半分も回収できなかった。その後、ビデオ化されてカルト映画として人気に火がついた。
> ソフト、配信、放送、4Kディレクターズカット版公開時には『ビデオドローム』という表記がされている。
工業は赤字で、ビデオで人気になるっていうのはある意味出来すぎなストーリー。
> 配給 アメリカ合衆国の旗ユニバーサル・ピクチャーズ日本の旗ユーロスペース