マイ・ニューヨーク・ダイアリー
「私ジョアンナ!詩を描くのが大好き!西海岸からニューヨークに出てきて、作家を目指して出版業界に飛び込んでみた!恋に仕事に大忙し!詩を書く暇もなくなっちゃってたっいへ~~ん!」
みたいな感じだなー、と、若干なめた感じで観てたけど、最後の方はぐっときた。西海岸においてきた彼、カールだっけな、が不憫すぎてずっと主人公のジョアンナのことを「なんなんこいつ…」って思ってた。軽薄な恋愛を恥じると言うか、踏み台にして成長する姿みたいのにぐっと来たかもしれない。カールが不憫だが…めっちゃいいやつだった…。サリンジャーの読者との対話とか読者からの手紙が面白い要素。現実とファンタジーの切り替えもスマートで鮮やか。サリンジャー読んでみようと思った。
> 『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』(My Salinger Year)は2020年のアイルランド・カナダのドラマ映画。監督はフィリップ・ファラルドー、出演はマーガレット・クアリーとシガニー・ウィーヴァーなど。1990年代のニューヨークで老舗の出版エージェンシーに就職し、伝説的隠遁作家J・D・サリンジャーと彼のファンを結ぶ窓口係となった作家志望の女性を描いた青春奮闘記で、ジョアンナ・ラコフが2014年に上梓した自叙伝『サリンジャーと過ごした日々』を原作としている。