ホーリー・マウンテン
なんじゃこりゃーーー、なんだこれ、ひどいものを観た気がする(褒めてる)。たまにナンセンスすぎてというかひどすぎてというか、声出して吹き出して笑ってしまうようなところも何箇所かあった。ひどすぎる、というか性器映りすぎてて
性器ぼかし師泣かせの映画だった。エネルギー!元気ないときに観るとよさそう。ファンキー!しかし、アレハンドロ・ホドロフスキーの映画は初見だったが、
デューン/砂の惑星がホドロフスキーからデヴィッド・リンチに監督交代して失敗映画になったという話、どっちの監督も「悪趣味」という点で共通の作家性がありそうなので、デューンの映画化がそういう方向性だったのかなとなんとなく思った。
鳥が出てくる映画、動物が、正しく(?)添えもの的な映り方しているんだけど、しかしちゃんと生き生きしていてすごくよかった。カバ、ゾウ、チンパン、鳥。最後、ファイトクラブ的な展開とメタ演出的なやつのセットは
仮面/ペルソナを思い出した。
> この映画は、十字架のヨハネの著書『カルメル山登攀(英語版)』とゲオルギイ・グルジエフを師としたルネ・ドーマルによる『類推の山(英語版)』を原作とする。特にホドロフスキー監督の視覚的でサイケデリックな物語の多くが『類推の山』の形而上学的な要旨に追従している。例えば錬金術師の元への登攀、特定の技能を持った個人の結集、天と地を結びつける「存在しないことができない」山の発見、そして山の登頂に伴う象徴的な困難などである。ルネ・ドーマルはこの寓話的な小説が完成する前に没したが、ホドロフスキーの即興的なエンディングは小説を(象徴的にもそのほかの意味でも)完成させる方法を提示している。
> 主要な撮影が始まる前に、ホドロフスキーと彼の妻は日本の禅師の指導の下、1週間寝ずに過ごした。
> 9人の修行者などの主要な役者は、秘教の学校アリカ学院(英語版)のオスカー・イチャソ(英語版)が指導するさまざまな精神的な訓練を3か月間行った。アリカのトレーニングでは、禅、スーフィズム、ヨガのエクササイズに加えて、カバラ、易経、ゲオルギイ・グルジエフの教えなどから引用した折衷的な概念を取り入れていた。訓練後、一行は撮影前の1か月間ホドロフスキーの家で共同生活を行った。その後、1972年初頭に撮影が始まった。750,000ドルの予算で、全編メキシコで連続して撮影された。イチャソはホドロフスキーに、精神的探求のためLSDを摂取するよう勧め、ホドロフスキーは特に象徴的なシーンの撮影中に、役者にマジックマッシュルームを投与した。
> その撮影手法をめぐってメキシコ国内で批判が集まり、監督の身に危険が及ぶおそれまで出てきたため、編集の段階では活動の拠点をニューヨークに移した。
「イチャソはホドロフスキーに、精神的探求のためLSDを摂取するよう勧め、ホドロフスキーは特に象徴的なシーンの撮影中に、役者にマジックマッシュルームを投与した。」最悪だw
やばすぎるww
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> 原作 『類推の山(英語版)』(ルネ・ドーマル)
いや、65万ドルの赤字!?