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ゴッド・ファーザー Part II

> 脚本
> フランシス・フォード・コッポラ
> 製作
> フランシス・フォード・コッポラ
> 出演者
> 音楽
> 撮影
> 編集
> 公開 アメリカ合衆国の旗 1974年12月12日
> 上映時間 200分

味わい深すぎた。とにかく長いが、全てのシーンが、100ある中で60だけ説明、残り40は考えてねみたいな、余白がめちゃくちゃある、それでいて画は全シーンばしっと決まりまくり、ゴッド・ファーザーより面白かったかも。衝撃のゴッド・ファーザー、味わいのゴッド・ファーザーPart II???アル・パチーノかっっっこよすぎる!あとロバート・デ・ニーロ!しゃがれた声は言うまでもなく、前作のマーロン・ブランドの仕草、特に手の、「やれやれ」的な仕草、指の開き具合、完璧では?人間って人間をここまでトレースできるんだ、コロッケとかミラクルひかるとかそれレベル。フレド、トム、全員好きだ。。ケイも。「あなた何もわかっていないのね(You were blind!!!)」のとこ、胸が張り裂けるわ。。ケイやフレドやマイケルの人間味のあるシーンの節々で、コテンラジオで深井さんがふと口から漏らした「人類は相互扶助をもっとうまくやれるはず」という考えを思い出す。その考えはめちゃくちゃ共感するんだけど、性愛とか友愛に伴う嫉妬心、
> 君は誰のものでもない
> そう知ってるけど
> 始まった恋を止めるには
> もう遅いね
> 君の一番になりたい
> そう思ってるけど
> 12時を指す時計が
> 別れを告げてる
こういうプリミティブな感情が、「どう考えたって、全員が協力しあってもっと良くなろうよって行動すれば全員がもっとよくなれる、それは自明なこと」っていうステートメントに真っ向からぶつかって、行き着く果にどうしようもなく戦争とか貧困とかが起こってるだろうなと。そういうことを考えてしまうのに十分な、人間的な、エモーショナル(理性の反対)なシーンがいくつもあった。ソシュールとか、読んでみたいな、と。