すべてのことが起こりますように
今年、
反緊縮加速主義なる概念を知った。自分が理解したことをざっくり言うと、とにかく細かいことは気にせずに(反緊縮)お金をたくさん刷ったりして、資本主義でできることをもっとどんどん進行(加速)させて、早いところその先へ行きましょうということらしい。資本主義、言葉の定義もわからずに自分もなんとなく嫌っていて、まあ自分以外にもそういう人は多いんじゃないか、もはやパブリック・エネミーな概念になってしまっているのが資本主義というところだと感じる。その社会悪へのカウンターとして、別の概念(例えば共産主義?)を持ってきて「こっちのほうがいいよ!」とぶつけるのではなく、資本主義で行けるところまでどんどんいっちゃいやしょう(そして終わらせましょう)という主張は、
北風と太陽の教訓にも通じていて(太陽のような考え方だなあと)興味を持つ。資本主義で起こりうること、すべてのことが起こってしまえばもうその先へ行けるということである。反緊縮加速主義は、すべてのことが起こりますようにと祈ることだ。
さて、去年は
1年で25個もトピックはなかったし、今年も25個もトピックはなかったが、
#25topics2022 という活動を無事(?)完走した。アドベントカレンダーに対して、
じつは何人でも書いて良いはずという気持ちから参加を遠慮していたりして自分はこの場所に毎日一個ずつ今年のことを書いていこうという気持ちで始めたもので、やってみるとなかなか、年の瀬の振り返りには最高で自分のことを今までよりもよく知れるし、打算的なことを言うと新しい職場とかコミュニティに入っていくときも「去年の僕はこんな感じでした」みたいな感じで読んでもらえば人となりをある程度知ってもらえるようなものにもなっているような気がする。来年もやりたい。
>アドベントカレンダーには毎年参加しているけど、いよいよ飽きてきた感がある。
> Adventarが開発されて、オープンインターネットでカレンダーが企画できるようになったりしたのはおもしろいけど、決まった日にブログを書く、という、イベントの質としてあまり変化がない気がする。
> また、アドベントカレンダーに参加すると、よく読んでもらえる、ということもなくて、12月にはいろんなカレンダーが走り始めるので、ブログの供給量は増えるので、そんなに読まれるわけでもないと思う。土用の丑の日にうなぎを食べると、とくにシーズンでもなくて、うなぎの質が低い、みたいな。
> また、人々の意識としても、海外ドラマ一気観するのがクール、みたいに、アドベントカレンダーをたくさん読むのがクールで楽しい、という意識もあまり無いような気がする。
(いやいや、アドベントカレンダーをたくさん読むの、クールで楽しいでしょう...!!!)
>なんやかんやで Advent Calendar のブログリレー的な文化が 15 年くらい続いている日本のウェブ文化圏は最高に尊いぜ、とは思うものの。大きな変化はなくなっているだろうねえ。ぼくは、ぜんぜん読まれなくてもいいからこれを機に「せっかくだから、なんか書いてみるか」となる人がひとりでもいるならいいじゃん、と考えているからいくらか楽観的ではあるか。
> 2023 年 11 月には、自分も新しいおもしろさを提案できる状態でありたいなあ。アイディアはある。実装が追いつくかはわからんね。もっと楽しく過ごせるといいな。
(なにを企んでいるのか楽しみです...!!!)
書かれていないだけで似たような気持ちを持っている人も多いのではないか、エイプリルフールにネタを全員がやりすぎて食傷気味になったみたいな、アドベントカレンダー食傷現象みたいな?自分はまったくそんなことはないのだけど、そういう気持ちが漂っている雰囲気を感じています。ぜひですね、その食傷気味なところへ追い打ちみたいな、私としては
#25topics というね、アドベントカレンダーに代わる活動、まあいっちゃえば「1人アドベント」とか言って昔から一部のもの好きがやっていることですけど、これを自分以外にも提案したいですね、25個の
shitをdropするような気持ちで。そしたら、今まで25人が1記事ずつ書いてたやつが、25人で25記事、全部で625記事になる、最高じゃないですか、謎の計算だけど。もちろん、25個のshitより1個のmasterpiece、というのもありますけどね(謎)。そうやって書かれる量を加速していったら、すべてのことが起こって、その先へ行けるかもしれない。すべてのことが起こりますように。