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システム要件仕様
略: SyRS

システム及びその運用環境並びに外部インターフェイスに対する要件を構造化した集合
次のようなもの
対象システムに対する技術的な要件及び、想定される人間及びシステム間の相互作用に対するユーザビリティを識別する
応用分野の視点から高レベルのシステム要件を定義する
システム全体の目標、目標とする環境、制約、前提条件、及び非機能要件の記述に関する背景情報とともに定義する
システムの状況、利用方法のシナリオ、主要な応用領域の実体、データ、情報、及びワークフローを描くために設計された概念モデルを含むこともある
ニーズの定義、システムレベルの運用概念 (OpsCon)、システムアーキテクチャ及びシステム分析タスクの結果を提示
SyRS が記述するもの
システムの取得者が自分たちのためにシステムが何をしてくれると期待するか
システムが期待する環境
システムの利用プロファイル
性能パラメータ
期待する品質
有効性
検証アクティビティ
目的は、システムと外部環境との相互作用又はインターフェイスの形で、システムが何をすることが望ましいかを記述すること
入力、出力、及び入出力間に要求される関係を全て記述することが望ましい
SyRS は、伝統的に取得者の要件を、システムを仕様化及び構築する技術陣に伝える文書として見られてきた
取得者と技術陣の双方によって理解される必要がある
ひとつの文書で両者の全てのサブグループ間で意思疎通することは困難
JIS X 0166:2021 は、構造化した情報の集合と、それを様々な読者に提示する方法を区別することを提案している
提示法として、紙の文書や紙でない文書表現、モデル、プロトタイプやそれらの組み合わせなどがある
様々な提示法を用いる場合、構造化した情報の集合が唯一の情報源であることを読者がわかるようにすることが望ましい
一般に、プロセス要件要件仕様書ではなく作業指示書などの契約文書に含めることが望ましい
仕様書に含む場合は、プロセス要件として明確に識別することが望ましい

関連

参考文献