ES5
2009/12に公開されたECMAScriptのバージョン
Internet Explorerが完全対応しているのはこのバージョンまで
主に使えない構文・オブジェクト
varしか使えない
即時実行関数式でどうにかできる...
varはスコープの概念が薄いので不便だし、プログラムの解説記事では推奨しない構文として紹介されていることが多い
var があると古のコードの印象を受ける現代だと
var の使い道は以下の2つだけだと思うminify時に変数宣言を短くする
自動生成コードの話なので気にしなくていい
let は……？ブロックスコープ不便みたいな話
var使うとdeno lintがお怒りになるが、どうにかできないのか
たぶんそういうこと
コード量を極限まで減らす
preactとかで使われてたはず
つまり常人がつかう宣言じゃない
Promiseが使えない
もちろんfetchもない
Promise、fetchを実現するライブラリは結構あったので実質あったようなもの
非同期の処理を組むのが非常にだるい
Promiseが実装されたのはES2015から
for...ofが使えない
そもそもiteratorの概念がない
配列(Array)をforで回すには、
for(var i = 0; i < ary.length; i++){} みたいに書くか、Array.prototype.forEach()を使うしかなかったこれ知らなかった
>おまけ: for-ofでインデックス欲しい
> .entries()を使って、 [idx, e] of ... のようにすれば良い。.entries()はES2017からです
jsfor (const [idx, e] of ["A", "B", "C"].entries()) {
console.log(idx, e);
}アロー関数が無い
function式はあった
クラスが無い
テンプレートリテラルを使えない
文字列の中に変数を入れたい場合は
"foo" + bar + "baz" とするしかなかったテンプレートリテラルを使えれば
\ foo${bar}baz\ と短くシンプルに書けるそこまで短くなってないような...
bar + "" みたいなテクニックもあったなつかしすぎる
minifyなら今でも使うかな
.toString() が +"" まで短くなるので bar を文字列に変換するコード現代語訳：
\ ${bar}\ こっちのほうが読みにくいので素直にtoString書いたほうが良さそう
bar単体の変換であれば、可読性は
String(bar) の方が高そう（Python民感）pythonってそう書くんだ
f"{bar}" でもよさそうPythonは
str(bar) （ 型名(値) ）で変換できますね bar.toString() もあり↑の「〇〇でしか使えない」と書かれている部分の〇〇を未だに使っている参考書などは、情報が古い可能性があるので要注意
使えないわけじゃないのでいいのでは...
よくわからなければとりあえずlinterの指示に従って書き換えればなんとかなる
初心者さんにとってはESLintの環境構築がつらいので、Denoのオールインワン性はありがたそう
現代の便利構文で対応していないものが多く、ES5で高度なプログラムを書こうとしたらだいぶ大変な気がする
そこでBabelの出番か
そこでjQueryの出番か