徳（羅: virtus）は、道徳的、社会的、または知的な特性を含む優れた特性である。

徳を培い、洗練することは「人類の善」であると考えられており、したがって人生の最終目的または存在の基本原理として評価されている。

人間の実践倫理では、美徳とは、高い道徳基準を示すことに成功する行動を選択する性向である。

つまり、功利主義の観点からは不必要である可能性がある場合でも、特定の活動分野で正しいことを行い、間違ったことを避けることである。

正しいことを行うことに喜びを感じる人は、たとえそれが困難であったり、最初は不快であったりしても、美徳を習慣として確立することができる。

そのような人は、そのような性向を培ったことで有徳であると言われています。

美徳の反対は悪徳であり、悪徳な人は、自分に損害を与える習慣的な悪行を楽しみます。

この概念の他の例としては、アジアの伝統における功徳 (merit) の概念や、中国の徳（拼音: dé）が挙げられる。

仏教の四無量心（梵: apramāṇya, 巴: appamaññā）もしくは四梵住（梵, 巴: brahmavihāra）（文字通り「神の状態」）と呼ばれるものは、ヨーロッパの意味での美徳とみなすことができる。