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対蹠地
>対蹠地(たいせきち、たいしょち)は、地球あるいは他の天体上で、ある場所とは180°逆に位置する場所である。地球においては俗にいう「地球の裏側」である。対蹠点(たいせきてん、たいしょてん)とも言う。数学では3次元のいわゆる以外の、抽象的な球面に対しても対蹠点という表現を使う [1]
>」は「足の裏」を意味する字であり「対蹠」は「正反対」を意味する語である。従って英語の「antipode」は、“anti”(反対)と“pode”(足)の合成語で「足を対した所」を意味する。日本で「蹠」を「しょ」と読むのは慣用読みであり、本来の音読みは「せき」である [2]

地球上のある地点の経緯度が与えられたとき、その対蹠地の経緯度は以下のように計算する
緯度に関しては北緯南緯を逆転させる
経度に関しては東経西経を逆転させ、値にマイナスを付けて180(度)を足す

計算例
東京都庁は北緯35度41分22秒・東経139度41分30秒にある
したがって都庁の対蹠地は南緯35度41分22秒・西経40度18分30秒にある
この地点は南大西洋上にあり、最寄りの陸地(ブラジルリオグランデ・ド・スル州)まで約1100kmある
これは大雑把な見積もりであり、より近いがあるかもしれない
なお、Location記法において経緯度は度単位で指定することに注意
グーグルマップで度分秒単位で「35°41'22.0"S 40°18'30.0"W」と検索
検索結果のURLをScrapboxに貼り付ければ良いので、ユーザー側での変換計算は不要である



東京都に限らずほとんどの都道府県の対蹠地は大西洋上にあるが、沖縄県はそうではない
>南西諸島のうち沖縄県は、日本国内では唯一の県内全部の陸地の対蹠地が全部陸地(南アメリカ大陸)である。沖縄県の西部の陸地(=先島諸島)の対蹠地はパラグアイの領土で、沖縄県(県庁所在地の那覇市がある沖縄本島も)の東部の陸地、それに鹿児島県トカラ列島奄美群島草垣群島、東京都の沖ノ鳥島の対蹠地は全てブラジルの領土に当たる。