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それにつけても金の欲しさよ
万能下の句の代表格

『俳諧志』(岩波現代文庫)上巻によれば、山崎宗鑑が作者だというcFQ2f7LRuLYP
『雑々拾遺』第二、「山崎宗鑑秀句の事」
これの22ページ
翻刻(適宜読みやすいように仮名、読点を補った)
>あるとき逍遥院実隆のもとへまいりて、いろいろの物がたりして時をうつす。実隆のいはく、汝遠路よりきたる事まことに神妙なり。およそむかしより何人の歌にても、其上の句を吟じて下の句をいふに、只一句にて相應する事あり。
>此句を下の句とすれば、いかやうの上の句を取てもよくきこゆと申さる。宗鑑聞もあへず、さやうのけだかき句はうへがたの御もてあそびに相應す。それがしがごときのいやしきものには、
>此下の句をもちゐて古歌の上の句を取れば、いかやうの歌にても相應すと申せば、実隆いよいよ興をもよほし、終日酒もりしてもてなされけり。
ここでは「これにつけても」という形なのだなあcFQ2f7LRuLYP
逍遥院実隆とは三条西実隆のことだろう
レファ協でも調べている人がいた