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『百年の孤独』

>蜃気楼の村マコンドの草創、隆盛、衰退、そして廃墟と化すまでのめくるめく百年を通じて、村の開拓者一族ブエンディア家の誰彼に受け継がれた孤独の運命は、絶望と希望、苦悩と悦楽、現実と幻想、死と生をことごとく呑み尽くし……。1967年に発表され、20世紀後半の世界文学を力強く牽引した怒濤の人間劇場が、今、再び幕を開ける。

数ページでいきなり話が転がって面白いtetsuya-k
結婚して離婚しそうになって復縁したけど燻っていて、いとこが沢山家に遊びに来て、アホみたいに楽しそうになったり
この話はいろんな話が所々で語られ、情報が追加されたりするので、Scrapbox書籍にすると絶対に面白いと思う
町の時報の話、伝染する不眠症の話、木により掛かる話(ちょっと四畳半神話大系を想起)、土を食べる子供の話、17人の子供の話(長命でも35歳?/額の灰の十字)、火薬くさい墓の話、メルキアデス関連の話、小町娘のレメディオス、バナナ会社、捨てられた3,000人の死体、テレパシー診断...etc
幽霊?が沢山登場する
形容がダイナミック(そこまででもないけれど、クソデカ羅生門を想起)

好きな文章
> 長い歳月が流れて銃殺隊の前に立つはめになったとき、恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、父親のお供をして初めてというものを見た、あの遠い日の午後を思い出したにちがいない。(p12)
p12から小説がはじまり、ここでいきなり名前が登場するけれど、アウレリャノ・ブエンディア大佐が登場したのはけっこうページが進んだ後だった
名前がないものが沢山あった、っていうところも中盤くらいで色々あったなぁ
この「氷を初めて見る場面」好きcFQ2f7LRuLYP
>アウレリャノ・セグンドは長い年月をへた臨終の床で、初めての子を見に寝室へはいっていった、あの雨の降る六月の午後を思い出したにちがいない。(p219)
寝室へはいっていって、名前をつけるシーンの冒頭で語られるのが熱い
黄色い列車のところ。なんか良い(p264)


焼酎の名前でもある