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(参考例)高校 家庭科【ある家族の肖像】
(株)LoiLo 鍵本優紀先生(元中高理科)
家族構成の変化による住環境の変化を考える授業です。

シンキングツール使用のポイント
家族の変化による住まいの変化を「機能の変化」「安全面での変化」の2点にわかれて検証することで、多角的に物事をみることを学びます。
「ドラえもん」を題材に、家族のメンバーが変化することで住環境にどの様な工夫をしていく必要があるのかを考えます。

題材についてのポイント
誰もが知っている「ドラえもん」をテーマに、家族のメンバーの変化にともなう住環境の変化を考えます。生徒は家庭の背景をあらかじめ知っているため、想像がしやすいです。
「ドラえもん」は資料が多く、平面の間取り図、家庭内の3DデータなどもYoutubeで確認できる。そのため、教員が資料を作成する必要がありません。

授業全体の流れ

STEP1 背景の説明と問題提起
パフォーマンス課題の背景の説明と、パフォーマンス課題の内容を説明します。
「両親と子供1人の生活から、両親だけの生活になる」「両親に向けた住まいのリフォームをする」という状況を説明します。


STEP2 生活の変化を想像しよう
親子3人から、夫婦2人だけになることでどのような変化が考えられるか、ウェビング図でなるべくたくさん挙げていきます。 #ウェビング

STEP3 機能の変化を検証しようー必要な部屋とそうではない部屋を仕分けようー
STEP2で想像した変化をもとに、野比家の間取りを「常に必要がなくなる部屋」「時々必要になる部屋」「今後も必要な部屋」に仕分けします。 #Yチャート
「常に必要がなくなる部屋」「時々必要になる部屋」については、再利用方法についても考えます。 #キャンディチャート
それぞれの部屋の利用目的が決まったところで、野比家のリフォーム後の間取り案を考えます。


STEP4 安全性の検証をしようー家の中の危険なポイントを探そうー
ドラえもんの家の中の3Dモデルの動画をみながら、家の中の危険なポイントを探す #ベン図
みつけた危険なポイントを「危険度」「生活の中で使う回数」で分類して、リフォームが必要な箇所とそのままでも問題がない箇所に分類する #座標軸
これまでの流れを踏まえて、野比家の間取り図を完成させる



和田先生の助言「今回の大阪大研修会の中で一番気に入った授業案です。TTの使い方も素晴らしいのですが、それよりも授業を受けた時のワクワク感が想像出来ました。和田賞をあげたいです。」