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高校数学【長文で複雑な問題を読み解く:確率など】
長文で読み解くのが難しく、解法にたどり着かないことがある
特に、確率では他の数学の問題に比べると長文になることが多く、読み解く力が必要になる。
また、共通テスト(センター試験)でも、複数の資料を読み解く問題も増えると予想される。
読み解くことは、思考を整理することでもあり、シンキングツールの活用で身に着ける力とも結びつく。

横浜市立金沢高校 さいとうまよね


導入 つまずきポイントを整理⇒共有 
ウェビングに書き出し、ダイヤモンドランキングで整理する
この作業・活動により、気をつけて問題に取り組むことができる
ダイヤモンドランキングでは、「解けるために必要なことは?」でランキング!
「苦手と感じていること」など、問題と生徒に合わせると良いだろう。
大切なのは、生徒自身が「何が苦手で、何を見つけるべきか」可視化し言語化して整理すること。

問題を解く
問題文からわかることを書き出す⇒式にする
カードに書き出すことで、複雑な文章も整理しやすくなる
今回は、(1)、(2)は似た問題で、(2)が(1)の発展形の問題と設定
(1)では、シートに書き出し、フィッシュボーン図で式にする

(2)は(1)の発展形なので、(1)の「わかったこと」を参考に(2)も書き出す。
もちろん、(1)と同様、シートに書き出しても良い。
式にするときは、(1)と同様にフィッシュボーン図を活用

思考順を整理
ここでさらに「シンキングツール」を使って深めます!
問題を解いたことで、あらためて自分の思考順を整理し、みんなで共有する

「わかっていることを書き出し」⇒「どの解法か決める」ときには
くまでチャート⇒くらげチャート

作問する そして解き合う さらに採点する
みんなの「つまずきポイント」と、「思考の順番」を知り、自分の参考にする
そして、その「つまずきポイント」を留意しながら、作問する
作問することで、「作問者の意図=問題の意味」も理解できるようになる。
解くときには、上述したように「くまでチャート」⇒「くらげチャート」


確率を例に授業案を作成したが、ほかの分野、あるいは他教科でも活用し、改善していきたい