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高校 地理【ハワイに学ぶ!多文化共生を可能にする学校とは?】

済美平成中等教育学校 三好景子

対象:高校1年生
・地理A 地誌学習(アメリカ合衆国~ハワイ)
本校では4年生(高校1年生)の最後にハワイへ研修旅行に行きます。
観光地としてのハワイだけでなく、さまざまな文化の共生という点からハワイを見てみようというのが今回のテーマです。
そして言葉だけで「多文化共生」をわかるだけでなく、生徒にとって最も身近な社会=学校にとっての多文化共生とはどのようなものなのかを考えることを最終的な課題としています。


展開1 
まずはハワイについての情報をまとめます。知っていることをウェビングで共有したあと、自然環境や文化、歴史といった面からXチャートで整理します。

展開2 
民族の観点からハワイを捉えます。ハワイ大学作成の社会科学習キットの目次や全文を読み、気付くことをウェビングで挙げ、どのようなねらいでこのキットが作られているか、クラゲチャートで統合します。一言でいうと多文化共生ですが、実際のキットの目次・前文から要素を出し、多文化共生の概念を自分の言葉で捉えることを目的としています。

展開3 
展開2で考えた多文化共生の理念が、ハワイの学校でどのように実現されているかを考えます。まず学校の中にさまざまなルーツを持つ人がいると何が起こるか、ウェビングで予想します。その後、特に質問してみたいことをキャンディチャートに挙げ、今の自分の学校ではどうなっているかを振り返り、一方ハワイの学校ではどうかを予想してみます。
実際に行ってインタビューした後、自分が見たこと、感じたことを挙げ、Xチャートで整理します。

展開4 
展開3で分かったことをもとに、自分たちの学校を改革するプロジェクトを作ってみます。今回はこれをピークの活動とし、自分たちの学んだことを「今の学校に活かすなら」という観点で収束させます。
ウェビングで挙げたあと、座標軸で整理し、最後にフィッシュボーンでポイント毎に改革案を作り出します。