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高校 世界史【アメリカの移民と人種】

公文国際学園 大山 紘平

シンキングツール活用のポイント
自己のイメージを出発点として、現代社会の課題について歴史的視点から考察するための、手段として使用する。
頭や調べたことを可視化し、「自ら考え、判断し、”行動”する」力の醸成の一助とすること。

単元の目標
移民国家アメリカの国民国家形成の過程を見ることで、現代のアメリカ合衆国が直面する課題の理解への一助とすることができる。

【Step1】Black lives matter 運動(以下BLM運動)に関しての調べ学習を通して、興味・関心を高める。
生徒自身のアメリカから連想するものを拡散し、アメリカに対するイメージを可視化させる。そこから、アメリカの負のイメージへと焦点をあてて、そのイメージを歴史から考える。
BLM運動などの現代社会の課題へと焦点課し調べる。(その時の状況に応じて、別の課題でももちろんOK)

【STEP2】 移民国家アメリカの形成について理解することができる。
教科書や資料集を使用して、移民してきた人たち(旧移民・新移民など)を調査しつつキャンディーチャートにまとめる
その後、アメリカに移動した原因と、その後のアメリカでの立場をベン図とピラミッドチャートで可視化することで、移動の原因とそうした人たちの中でも”白人”が優位な立場に立ったことが分かる。

【STEP3】 黒人の権利の変遷を理解することができる。
歴史用語の整理と分析を行う。時間軸の流れを意識(横断的なものもあるが)しつつ、黒人の権利の拡大に注目させるためにYチャートやベン図を用いて行う。
【STEP4】 黒人差別の撤廃を目指すNPO団体のリーダーとして、新たなハッシュタグを作成し、SNS上で発信をする。