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英語【海外の方が来店したくなる店舗紹介Movieを作ろう!】

ECCアーティスト美容専門学校
徳千代 太一


GRASPS = 課題のシナリオ作成における6要素
Goal: サロンのコロナ対策と安全性を英語の動画にまとめて伝える
Role: サロンのスタッフ
Audience: 日本を訪れる予定の外国人観光客
Situation: アフターコロナを見据えて、店舗紹介動画をSNSにアップし集客する
Performance: 外国人観光客が訪れたくなるような1分の広告動画
Standards: コロナに対する正しい知識力、衛生管理に関する英単語力、ICT機器を利用する力


シンキングツール (TT) を使った授業案
この授業は、英語力に加え就職後にも役立つ集客に必要なノウハウを習得できるよう作成しました。
TTはお客様の心理を論理的に理解し、来店に先立って安心感を伝えるにはどうすればよいか考えるためと、
動画を印象的なものにするべく情報を整理し伝えられる台本作成のために使用しています。



授業案作成にあたって
以下の点に注意し作成しました
前期・後期各15コマ(1コマ90分)
4コマで1単元
教科横断型
英会話
運営管理
衛生管理
ICTスキルズ
英語が苦手、英語に対してモチベーションがあまり高くない学生も授業に参加したくなる内容
就職面接の際にアピールできる技術習得


展開1
コロナ禍における顧客心理を考える

展開1−1 (アイデアを広げる)
コロナ禍に来店されるお客様が気にしてらっしゃることを想定しアイデアを出す
アイデアを抽象的なものから具体的なものにつなげていくためウェビングを使っています
例)距離感→誰と誰との距離感か   消毒→道具、空間、手指、等

展開1−2 (多面的に見る)
お客様が気にかけているものの度合いを分析する
それぞれの考えを分類するため、バタフライチャートを使用しています

展開1−3 (さらに多面的に見る)
とても気にかけているものをピックアップし、さらに理由を探る
複数の視点から要因を分析するため、くま手チャートを使っています。

展開1−4 (見通す)
展開1-3で分析し原因がわかったものを3つ選び、不安を払拭するためのアクションを考える
懸念事項とその理由からどう行動にうつせば良いか見通すためキャンディーチャートを使用しています


展開2
展開1で出た対策を練り込んだ動画用台本を作成する

展開2−1 (見通す)
英語での一般的なライティングの考え方と同じように、それぞれのパートでお客様に伝えるべきことを考える
Bodyのパートには、展開1−4で考えたコロナ対策の伝え方を考える
KWLの本来の使い方と少し違いますが、英語エッセイ作成のテンプレートで全体を見通しやすくするため
こちらのツールを使用しています

展開2−2 (見通す)
展開2−1で出た考えを、今度は時間軸と盛り上がりを意識して並べ替える
プロット図は要約する際によく使われますが、クロノロジカルタイプの英語エッセイでも使えると思い、
今回は動画作成ですがこちらを使用しています

展開2−3
今まで日本語で考えてきたものセリフ化し英語に訳す
いろいろなWebsiteや辞書を用いて英訳させます
全員が使いそうな単語や表現は、こちらから例示しておきます
撮影前に講師がチェックし、次授業までに返却します

展開2−4
時間があれば、セリフから絵コンテを考えさせる
・それらの絵コンテを再度プロット図に載せても面白いと思われます


展開3
リハーサルから動画撮影、編集までを行う

展開3−1
展開2−3で作成した英語のセリフを1枚のカードにまとめ、Website "Natural Readers"にコピペし、
英語音声の後に続いてリピートし、発音を強化する
(Natural Readers:無料の音声読み上げWebsite)

展開3−2
展開3−1で強化した発音を音声入力機能を使ってチェックする
うまく発音できない単語は繰り返し練習する

展開3−3
動画作成の条件をもう一度確認し、撮影と編集を規程の時間までに行い提出する
 


展開4
動画を観賞し、フィードバックしあう

展開4−1
動画のフィードバックをするためのルーブリックを説明する

展開4−2
それぞれのグループの動画を観賞し、アンケートカードを使ってお互いにフィードバックしあう
 

展開4−3
違うグループの動画を観賞しフィードバックしていく中で、気付いた点や自分たちに足りない点等を洗い出させ、
ウェビング等のツールで発散させ、ダイアモンドランキングで次から改善できるものを順位づけさせる