小学校 社会【水産業とこれからの食糧生産】
三重県松阪市立宮前小学校 木下 拓也
シンキングツール使用のポイント
水産業での学びやそれが抱える問題を整理することを通して、解決の方法を様々な角度から考えることができるようになります。
題材についてポイント
中山間地域に住む子どもたちにとって、農業は身近に感じるが、水産業はなかなか身近なものではありません。そんな子どもたちに、水産業とこれからの食糧生産の学びや農業での学習をリンクさせることで、水産業を身近に感じさせ、最終的には「水産業を盛り上げる方法」を考えていきます。
授業全体の流れ
展開1 水産業について学ぶ
日本の水産物の消費量についてや漁業の種類・特色について知識を広げます。
展開1で学んだことをシンキングツールを通して整理します。消費量に関すること地形的なものに関することそれぞれの漁業の特色に関することに分類分けし、展開2へと繋げます。
展開2 水産業の抱える問題を知り、表にまとめよう
#PMIシンキングツールに、水産業の良さ・課題・気になることをまとめます。気になることが、今後の展開の柱となっていくため、農業での学びともリンクさせ、多面的に考えがでるようにします。
展開3 解決のためにできることを調べたり、話し合ったりする
インターネットや本で見つけたことをもとに、意見を交流し、考えを深めます。
展開3ででた考えを座標軸を使って整理します。他者の助けが必要か、時間がかかるかどうかを分類することで、より分かりやすく解決策を見つめ直します。
ウェビングでは、それぞれの解決策によって得られる情報を整理し、情報収集の目的を明確にします。
展開5 水産業を盛り上げるためのパンフレット作りをする
パンフレット作りを通して、改めて水産業の良さ・課題・解決策を見つめ直し、水産業を盛り上げるために自分や社会ができることをより主体的に考えます。
まとめ パンフレットを交流し、今後自分たちができることを振り返る
様々なパンフレットを見ることで、友だちとの共通点や相違点を見つけ、学びをより深めます。