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中学校英語【他国の魅力を調べて、伝えよう!】

広島国際学院中学校 志賀良平

シンキングツールのポイント

本文の例文を使い、文章化に至る過程をシンキングツールを用いることで、思考を体系化させる手段を学ぶことができる。さらに、アウトプットの場として、プレイロールを設けて、生徒が英語を話す機会を作る。同じようにアウトプットの際に、情報の配置や取捨選択をシンキングツールで行うことができる。
ライティングの基礎であるtwo reasons. First, Secondの流れを学ぶことができる他、他の国の有名なものを調べたり、エッセイを見ることによって、他国の文化を理解する土台を作る。
授業の流れ




導入

教科書の本文をもとに、まず3つに分けるとどこで分かれるのかをグループで考えさせる。そしてこの文章の工夫点をできるだけ挙げさせて、自分たちでも使える表現がないかを考える。



生徒の例




展開1
最初にどのように例文を書いたのかをシンキングツールを用いて見せる。そこで、文章化するのにどのような思考をしているのかを見せて、自分たちが文章を書く時の参考にさせる。
①興味がある国を挙げて、いいところ、特徴的なところを先に3つ大きく「観光」「文化」「特徴」の観点を示してから、なんでもいいのでキーワードで挙げてみる。調べてもOK
②書いてきたメモをシンキングツールで順序づけをする。その時、理由とするものに短くてもいいので、それを補助する文章を1文書かせる。

まずYチャートで、3つの観点からその国の特徴を見出す。

そして、ピラミッドチャートを使って、その要素を魅力が高い順に並び替えすることで、情報の取捨選択をする。

生徒の例

展開2
③Opening, Body, Closingの3つに分けて、メモをもとにして、英語のキーワードを書く。その時のシンキングツールは先に要素を上げておく。この時点で日本語で考えていた案を英語に置き換える。
④文章を書き上げる。


⑤活動が終わったら、ロイロで、画面配信をしながら、グループの資料を何個かピックアップする。そこでミスがあったら適宜フィードバックを行い、共通して起きやすいミスなどを認識してもらう。

活動
プレイロール:
あなたは、旅行代理店の社員です。お客様に、その国の魅力を英語を1分間で簡潔に伝えてみよう。

活動内容
生徒は、社員側と客側に分かれて、話をしてもらう。その中で、自分が一番行きたくな った(1番行きたいではない)国を1つ選ばせる。
また、その時に社員側の生徒を他の生徒は声の大きさ、内容、熱意の3点で評価する。