中学校国語 【俳句の創作】魅力的な俳句とは何か、自分の考えを持って創作する
上越教育大学附属中学校 岩舩 尚貴(いわふね なおき)
シンキングツールを使って思考の発散・収束を繰り返しながら言葉を選び、俳句を創作していきます。
シンキングツール使用のポイント
導入で「魅力的な俳句」について考えます。
展開1で俳句の題材を考えます。
展開2で「好きな季節」について俳句を創作します。
考えた言葉を組み合わせて「心の高まり」の視点が提示された
座標軸 シートの上で五七五の俳句を創作します。
展開3で俳句を発表し、仲間からの助言を受けて推敲をします。
俳句を発表し、KPTの観点を取り入れた
PMIで仲間の俳句を評価します。
PMIを送り合い、それらを参考にしながら俳句を推敲します。
授業全体の流れ
「魅力的な俳句」とはどんな俳句なのかを考えられるよう、
ウェビングで思考を発散します。
次に、創作する俳句の題材を考えられるよう、「四季の好きな情景」を
クラゲチャートで考えます(思考発散)。
「好きな季節」の情景について、「遠く・身近」(横軸)、「風景や出来事を表す語・心情を表す語」(縦軸)といった視点を提示した
座標軸を用いて浮かんだ言葉を考えます(思考発散)。
創作した俳句をグループ内で発表します。
班員は仲間の俳句をKPTの視点で設定された
PMIに打ち込み、発表者にこのカードを送ります。
受信した
PMIを参考にして、自分の俳句をさらに推敲します。
「回答共有」を行い、仲間の作品を鑑賞し合う時間を設定します。
シートに「俳句の創作で学んだこと」「今後生かしていきたい『言葉』の使い方や表現の工夫」という視点を設定し、振り返りを行います。