「異常の構造」って本読んでから障害の概念について考えた
めっちゃいい本、数時間で読める。
障害とは何か?とか、異常とはなにか?とかについて考えるきっかけになる
この本は日本語がちょいむずい
目次
>1章…「現代と異常」として、大事件などの異常への関心と裏腹の不安から、自然な合理性の虚構性と派生する不安を問い、
> 2章…「異常の意味」として、量、質的異常に分け、常識との関係を示し、
> 3章…具体的に、「常識の意味」を問い、コモンセンスに由来してノルムへと実定化してゆく成り行きを扱い、
> 6章…他覚的な常識と「世界」の二重構造を指摘し、
> 7章…常識を構造分析しつつ、個物(このもの・あのもの)の個別性・同一性、世界の単一性から、
> 9章…「合理性のたしからしさ」として、排除の構造を語り、
> 10章…存在概念としての「全」と「一」から、家庭・家族構造と分化度、ひいては症例との関係を扱っています。
本の学び
「通常」と「異常」は反対の概念
0が通常
-1 と +1 は異常
要は母集団の中で平均・中央とかから外れると「異常」になる
「通常」は、母集団の中で同じパラメータを持ってる人が一番多い集まりのこと
「障害」はそれによって困っているか否か
スポーツ選手は人間という母集団から見ると、異常なパラメータ(なんであんな走るの速いの?)を持っているけど、それによって困っていることはないから障害ではない
メガネがわかりやすい例、テクノロジーは異常を障害ではなくなくするかもしれない
視力の平均があって、平均以下でもメガネをつけるから回避できてる
ADHDも同じで、スポーツカーのエンジンで歩道走れない。環境変えるのが一番速い
あとは
家庭環境と障害みたいなのは情報としてまああるよね〜、みたいなトピック