『書くための名前のない技術 case 2 Marieさん』
>「文章の書き方」についての本は世の中にたくさんあります。いわゆる「知的生産」を扱う本もその範疇に入るでしょう。でもそこに書かれていることがすべてではないだろう、という思いがずっと拭えませんでした。
>長年アウトライン・プロセッシングについて考える中で学んだのは、文章を書く方法は人の数だけあるということです。「文章の書き方」として紹介されるような方法はもちろん役に立ちます。しかし文章を書く上でそれらと同じくらい重要な役割を果たしているのは、一般化できない属人的な技術なのです。ひょっとして書いた本人にさえ意識されていない、小さくて具体的で現実的な何かです。
>それはツールの使い方のこともあれば、ワークフロー上のちょっとしたコツのこともあれば、心構えやマインドセットのこともあるでしょう。「技術」というよりは「工夫」の範疇に入るものもあるかもしれません。
>そんな名前のない技術たちに陽が当たることは通常ありません。本に書かれることもないし、「○○法」というような名前を付けられることもありません。なぜならそれらは「取るに足らないこと」と思われているからです。でも現実の執筆では、こうした名前のない小さな技術が煮詰まった状況をブレイクスルーさせてくれることが多々あるのです。
>そんな個人的な「書くための名前のない技術」に光を当てたい(そして自分が学びたい)というのが、このインタビューの第一の目標です。人の数だけある属人的なものだからこそ、いったん光が当たれば他人の役にも立つ(ことがある)はずです。
>Case 2は語学学習やタスク管理・ノート術などの分野で著名なブロガーであり、セルフパブリッシング、商業出版それぞれでヒットを飛ばすMarieさんです。
> 移動して組み替えて「あ、こんな章があってもいいな」と
> Kindle Paperwhiteで読みながらチェック
>Part 2 Marieさんの「書くための名前のない技術」
> Point 1: 「すでに書かれた文章」から考える
> Point 2: 「すでに書かれた文章」を組み替えることで発想する
> Point 3:組み替えながらコンセプトを待つ
> Point 4: 必要なら、何度でも自分から動く
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