The Daily LONDON:189x
倫敦、189x年。そこにはすべてがある。
概要
こうした時代を背景として、実在の人物や実際に起きた事などとは関係なく世界は存在しています。
『かつてあったことが歴史ではなく、いつか起こり得たであろうことが歴史なのである』という歴史家の言葉もあります。
歴史とは記憶の集合にほかならない。その規模が大きいほどもっともらしく真実だと感じるだけである。したがって多くの人々が信じたことが歴史であり、実際にあったことは意味を持たないという人もいます。
The Daily LONDON:189xは、そうした歴史を扱っています。
中心となるのが
倫敦日報社であり、19世紀末の新聞社という設定で、数々の出来事を
倫敦日報記事として一つにまとめます。
新聞というメディアのもつ包括的な部分が歴史を再構築するという点で適しているようです。その中で主要な世界観の一つとして『
蒸気爆発野郎!』というゲームがあげられます。The Daily LONDONは、このゲームから誕生しました。最初はゲームキャラクターの背景として設定されたThe Daily LONDONも、一つのゲームに収まりきれず、この様に発展したわけです。もちろん、19世紀末を語るうえでかかせない幾つかの作品を挙げることも忘れることはできません。サー・
アーサー・コナン・ドイルの『
シャーロック・ホームズ』シリーズや『
チャレンジャー教授』シリーズ、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ伯爵』やH・G・ウェルズなどの物語は、多くの想像をかき立てられます。また、切り裂きジャックなどの実際に起きた事件も、この時代が抱える問題点を浮かび上がらせます。
17世紀の学者ジョンソン博士の言葉
>ロンドンに飽きたということは人生に飽きたということだ。この都市には人生のすべてがある
そうです、この都市にはすべての可能性があります。
「どんなにありえそうもないことでも、可能性があるかぎり起こり得るものだ」
これもまた、この時代に知られた有名な言葉のひとつではあるが、多くの真実を含んでいよう。なぜなら、この都市にはすべてがあるのだから。
The Daily LONDON:189xは、この都市のすべてを明らかにする