> リストには、二種類の概念が存在します。
> 一つは、すべての要素を集めたもので、これを〈マスターリスト〉と呼びます。たとえば、すべてのタスクを集めたリストがあれば、そのリストは〈マスタータスクリスト〉と呼べます(タスクのマスターリストという表現もできます)。同様に〈マスターTodoリスト〉もありえます。
> もう一つの概念が、〈フィルターリスト〉です。マスターリストの中から、一部分だけを抽出したリストがそれです。たとえば、デイリータスクリストは、すべてのタスクの中から「今日やること」だけを選び出したタスクリストとも言えます。つまり、「今日やる」という条件で抽出されたリストです。
> 一般的に、すべてを集めたマスターリストは、「ここにすべてがある」という安心感を与えてくれますが、要素の数が多すぎて使いにくくなることも珍しくありません。そこで、必要に応じて要素を抽出したフィルターリストを作り、実際の運用はそちらを使うことで、両方の良いところ取りができます。
> そのため、タスクなどはできるだけ一カ所に保存しておき、そこから必要なものを選り分けられる(≒フィルターリストを作れる)体制を整えておくのがよいでしょう。