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「マニャーナ」はオープンリストからクローズリストに転記する手法ではない

「理性の脳」と「衝動の脳」について
「一事に集中」「すこしずつ頻繁に」「リミット」「クローズ・リスト」等々
「TO DOリスト」と「優先順位」の限界
ノーと言える手法(忙しいだけの仕事を捨てる)
緊急レベル 「今すぐ・今日中に」 と、「明日やる」。明日やるがベスト
最強の「クローズリスト」
1日1ページの日記帳「タスク・ダイアリー」を使うのが最適
タスクダイアリーの説明。たいていの文具店にあるような1日1ページの日記帳
ダイアリーの写真が掲載されている。ページの大きさは文庫本より小さいくらいに見える
「ファーストタスク」に最優先で最初にとりくむ
クローズリストである「WILL DO リスト」
すると決めた事柄だけのリスト
さらに優れたシステムへ。ダッシュ法などの実行するための技法

つらつらと書きましたが、ざっくり書きますと
「1日数行記入するといっぱいになってしまう、小さな紙面のタスク・ダイアリーを使用して、クローズリストであるWILL DO リストで1日分の仕事を管理する。新しい仕事は基本的に「明日やる」ようにタスク・ダイアリーの翌日以降に書き込む」

takahrt(takahrt)も読み返して、多少の違和感を感じました。仕事管理の技法の紹介などで著名な著述家やブロガーなどが示された「マスター・タスクリスト」、「オープンリストとクローズリストの連携」がここには無かったのですから。
(けしてマニャーナの法則の解説として示していたわけではありませんが)
過去に一読したはずが、てっきりオープンリストで全体を吸い上げて、分別したものをクローズドリストに転記するメソッドだと思っていました。
玄武私も当たり前のようにマスタータスクリストからのクローズリストへの転記をマニャーナの法則に適用していました。むしろ、それはいいとこ取りのメソッドであると思っていました。

では、オープンリストを使わなければ、何がマスターなのか? 答えはタスク・ダイアリーでした。
リスト作成の起点は小さな紙面のタスク・ダイアリーを使う
ノーと言える手法
これらの手法で「WILL DO リスト」を作るときだけではなく、以前から仕事が整理・取捨分別されている。だからこそ、日毎のクローズリストが生きる「仕事に追われない技術」だと解釈しました。

本を順に読むと、筆者フォースター氏は、シンプルであり整理が行き届いたものが、優れた仕事のシステムであると述べているようです。
私見ですが、GTDのメソッドで頭の中の気になるものをすべて吐き出して、アクションが200件~300件になってしまった私のリスト。このようなものをマスター・タスクリストにすべきではない様です。
玄武私のマスタータスクリストも同じような状況ですので、考え直してみます。

それでは、アクションが数百件になってしまったリスト。GTDを実践したり、長期計画もアクションに加えていけばそのように成るかと思います。それはどうすればいいのか。
私は「アーカイブ」の存在がその助けになると考えます。
玄武ちょうどたすくまTodoistにあるアーカイブの機能をうまく使えないかと考えていたところでしたので参考にしたいと思います。

フォースター氏は、けして長期計画や戦略をおろそかにしろと述べているわけではありません。むしろ忙しいだけの仕事にかまけて、本当の仕事を忘れてはいけないと述べています。
あまりにも大きな「やりたいことリスト」があるなら、まず本当の仕事を見極める。ノーと言えるように。
そしてタスク・ダイアリーに収まる程度で管理する。
私はそのように解釈しました。


表記については、可能な限り「仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版」に合わせました。参考にしたのは紙媒体の2016年11月20日発行・第2刷です。